NYプラチナ市況=プラチナが反落、パラジウムは続落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 4)   975.6      982.7       952.8       957.7    - 18.9
         (25/ 7)   987.0     993.3       966.0       970.8    - 17.6
 パラジウム  (25/ 3)   923.50     925.00      899.50      901.30   - 21.60
         (25/ 6)   927.50     931.00      910.00      915.30   - 13.60
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          34,140         32,144        84,328       (-    462)
 パラジウム          6,294          9,611        18,885       (+     25)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          43,239.50  - 193.62
     前日  149.01/03   1.0486/88   ・ナスダック         18,544.42  - 530.84
     本日  149.68/70   1.0405/07   ・10年米国債利回り      4.28  +   0.03
・NY原油  (25/ 4)   70.35 + 1.73  ・SPDR保有金残高    906.96  -   0.86
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは続落。前日比はプラチ
ナが18.9〜15.6ドル安、中心限月の4月限が18.9ドル安、パラジウムが
21.60〜13.40ドル安、中心限月の6月限は13.60ドル安。
 プラチナ4月限は反落。時間外取引では、米国の関税政策に対する不透明感が出るな
か、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、ドル高一服を受けて買い戻
し主導で上昇したが、買い一巡後は上げ一服となった。日中取引では、ドル高や金軟調
を受けて売り優勢となった。
 パラジウム5月限はドル高や他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。
 プラチナ4月限は時間外取引を968.4〜982.7ドルのレンジで推移し、前日
比0.1ドル安の976.5ドルとなった。4月限は安寄りしたのち、米国の関税政策
に対する不透明感が出るなか、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、
ドル高一服を受けて買い戻し主導で上昇したが、買い一巡後は上げ一服となった。
 日中取引では、米大統領がカナダとメキシコに対する関税に関して3月4日に発動す
るとするなか、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となり、952.8ドルまで下落し
た。
 トランプ米大統領は、カナダとメキシコに対する関税に関して3月4日に発動すると
述べた。また中国に対しても、同日に追加で10%の関税を課すとした。ドル高に振
れ、金主導で下落した。
 パラジウム6月限は、時間外取引を923.00〜931.00ドルのレンジで推移
し、前日比0.90ドル安の928.00ドルとなった。6月限は安寄りしたのち、ド
ル高や他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、ドル高一服を
受けて買い戻し主導で上昇したが、戻りは限られた。
 日中取引では、ドル高や他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。時間外取引の
安値を割り込むと、テクニカル要因の売りが出て910.00ドルまで下落した。
 26日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの54万5610
オンス、パラジウムは同変わらずの7万6197オンス。
今日の材料
・欧州中央銀行(ECB)が公表した1月29〜30日の理事会の議事要旨によると、
ユーロ圏のインフレ率はECBが目標とする2%に鈍化しつつあるものの、依然として
懸念があるため、一段の金融緩和姿勢は慎重にする必要があるとした。
・米新規失業保険申請件数は前週比2万2000件増の24万2000件だった。予想
以上に増加し、増加幅は5カ月ぶりの大幅なものとなった。申請件数の基本的な増加傾
向は労働市場の着実な減速と一致している。市場予想は22万1000件。
・1月の米耐久財受注速報値は前月比3.1%増、市場予想は1.9%増。
・米カンザスシティー地区連銀のシュミッド総裁は、最近のインフレ期待の上昇を踏ま
え、連邦準備理事会(FRB)はインフレ抑制において「警戒を緩めるべきでない」と
いう認識を示した。
・第4四半期の米実質国内総生産(GDP)改定値は年率換算で前期比2.3%増とな
った。前四半期の3.1%増から減速した。寒冷な気温のほか、関税に起因する物価上
昇で消費が落ち込むとの懸念から、成長の勢いの衰えは今四半期序盤も続いたとみられ
る。市場予想は速報値の2.3%増から改定なしだった。
・1月の米中古住宅販売成約指数は前月比4.6%減と一段と減速した。市場予想は
1.0%減。11月分は−5.5%減から4.1%減へ上方修正された。
・トランプ米大統領は、カナダとメキシコに対する関税に関して3月4日に発動すると
述べた。また中国に対しても、同日に追加で10%の関税を課すとした。
・米国とウクライナが今週署名する見通しの鉱物資源および経済パートナーシップに関
する協定には、将来の戦争に関連する資金提供の保証も米軍派遣の確約も盛り込まれて
いない。
・イスラエルは、パレスチナ地区ガザにおけるイスラム組織ハマスとの第1段階の停戦
合意を延長するため、交渉団をエジプトに派遣すると明らかにした。
・ロシアのプーチン大統領は、ロシア連邦保安局(FSB)での演説で、「西側のエリ
ート」が米ロ関係改善への動きを妨害しようとしているとして警告し、外交官や諜報機
関を使って阻止すると述べた。
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