−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 2025/03 478.25 481.25 463.75 464.75 -13.50 2025/05 493.50 496.25 480.00 481.00 -12.50 2025/07 498.50 501.25 485.75 486.75 -11.75 単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比) 先物 640,965 470,353 1,909,576 (- 7,496) 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から 電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4 時の数字です。 ======================================= *米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高(2月20日までの週) コーン:92万2700トン(事前予想レンジ:90万〜170万トン) 小 麦:27万4000トン(事前予想レンジ:20万〜 60万トン) *米気象庁発表の6−10日予報(3月5日−3月9日) コーンベルト西部の気温は平年並〜上回る。雨量は平年並 コーンベルト東部の気温は平年並、雨量は平年並〜平年を上回る。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− コーンは期近から大幅続落。前日比は13.00〜0.75セント安。5月限は前日 比12.50セント安の481セント。 トランプ政権によるカナダおよびメキシコからの輸入関税引き上げは来週との見通し が示されたうえ、米農務省(USDA)が農産物年次展望会議(アウトルックフォーラ ム)で発表した今春のコーン作付面積が事前予想を上回ったことが重石となった。同様 に作付面積拡大見通しが示された小麦が軟調となったことも弱材料視された。 5月限は493.50セントで取引を開始。序盤に496.25セントの高値を付け た後に高値を離れながらも493セントを下値支持線とする高もみとなった。シカゴの 時間帯を迎えると崩れ486セント台まで一気に軟化。485セントを前に下げ渋る動 きも見られたが、これを割り込んだ後は引けにかけて下値を探る足取りを展開。480 セントと1月13日以来の水準まで値を落としたところで買い戻されたが、この日の 安値に近い水準で取引を終えた。 米農務省(USDA)が発表した2月20日までのコーン週間純輸出成約高は92万 2700トンで前週の145万3800トンを下回った。 今年度の累計純輸出成約高は4866万4400トンで、前年同期の3811万 7800トンをおよそ28%上回っている。 USDAは農産物年次展望会議(アウトルックフォーラム)において、2025年の コーンの作付面積見通しを前年の9060万エーカー、米大手通信会社のロイターによ る事前予想の9360万エーカーを上回る9400万エーカーと発表。また、イールド は2024年の179.3Buを上回る181Buで、生産量見通しは前年の148億 6700万Bu、ロイターによる事前予想の154億0100万Buを上回る155億 8500万Buとの見通しが示された。 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気 概況及び予報を要約)。 <ブラジル南部のリオグランデドスル州およびパラナ州> パラナ州、サンパウロ州などではこの24時間は局地的な降雨となり、気温は平年を 上回った。今週は3月2日まで局地的な降雨となるが3日は降雨は発生しないだろう。 気温は3月3日まで平年並〜平年を上回る見込み。 <ブラジル中部のマトグロッソ州、マトグロッソドスル州、ゴイアス州南部> 散発的な降雨が発生。気温は平年並〜平年を上回っている。週明けの3月3日まで同 様の状況が続くだろう。 この数週間は好天に恵まれたため、大豆の収穫および二期作目のサフリーニャコーン の作付は平年並みのペースまで回復した。一部で作付遅れが発生しているが、許容範囲 にとどまっている。少雨傾向は作付されたばかりのコーンにとってはストレスが発生し やすい環境ながら、週末には慈雨が見込まれ生育に適した天気が続くもよう。 <アルゼンチン全域> 南部では前線が接近するなかまとまった雨量を伴う降雨が発生。この前線は27日 から28日にかけて北上し、これを受けて気温も低下するだろう。週末には新たな 前線が接近し来週にかけて降雨が発生する見通しとなっている。3月上旬にかけて穀物 の生育に適した天気が広がるため、1月から2月の高温乾燥ですでにダメージが発生し ているものの、穀物の状態が更に悪化することはないだろう。 シカゴ小麦は大幅続落。米農務省(USDA)が農産物年次展望会議で示した25年 の作付面積が前年を上回ったうえ、トランプ政権によるメキシコ・カナダからの輸入関 税の3月4日からの発動、ドル高、コーンの軟調な足取りが重石となった。 期近の主要限月5月限は前日比17.25セント安の562.50セント。 今日の材料 ・ブラジル産地では少雨傾向となり大豆の収穫やサフリーニャコーンの作付けが順調 に進行する見込み。 ・アルゼンチン産地では前線の接近を受けて降雨が続くもよう。大豆やコーンの生育 には適した天気となる。 ・2月20日までのコーン週間純輸出成約高は92万2700トンで前週の145万 3800トンを下回る。 ・USDAアウトルックフォーラムでの2025年の米コーンの作付面積見通しは 前年の9060万エーカー、米大手通信会社のロイターによる事前予想の9360万 エーカーを上回る9400万エーカー。 ・USDAアウトルックフォーラムでの2025年の米生産量見通しは前年の148億 6700万Bu、ロイターによる事前予想の154億0100万Buを上回る155 億8500万Bu。 MINKABU PRESS
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