●論点解説原油、需要不安とOPECプラスの供給増=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 原油相場は年初来安値更新が続いている。トランプ政権の新たな関税が発動し、実体
経済への影響も警戒されている。カナダ産原油の供給不安よりも、素直に景気リスクの
織り込みが優先されている。また、このタイミングで石油輸出国機構(OPEC)プラ
スが4月以降の減産縮小方針を示していることも、引き続き嫌気されている。OPEC
プラスは市場が健全としているが、マーケットは深刻な需給緩和見通しの織り込みを進
めている。大手金融機関も、通商リスクというよりもOPECプラスの対応を見て価格
見通しを引き下げる動きが目立つ。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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