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ニューヨーク原油(NYMEX)
始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2025/04 68.08 68.10 65.22 66.31 - 1.95
2025/05 67.64 67.69 64.85 65.91 - 1.79
2025/06 67.28 67.28 64.49 65.52 - 1.68
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
未入電 1,178,321 1,811,166 ( + 11,106)
帳入値 前日比
ヒーティングオイル 2025/04 224.08 - 4.64
2025/05 218.44 - 4.14
改質ガソリン 2025/04 213.70 - 5.72
2025/05 214.12 - 5.59
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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ニューヨーク原油の期近は続落。期近2限月は前日比1.95〜1.79ドル安。そ
の他の限月は前日比1.68〜1.20ドル安。
トランプ米政権による貿易戦争によって世界経済が悪化し、需要が下振れするリスク
が高まっていることが相場を引き続き圧迫した。米中の関税戦争は激化する傾向にあ
る。ラトニック米商務長官によると、米国はメキシコやカナダに対する関税の一部緩和
を検討しているもようだが、景気懸念が緩むのか不透明。米国がカナダ産原油に対する
10%の関税を撤廃するとの観測もある。
米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油在庫が増加したことも重し。米原油在庫
は昨年7月以来の高水準で推移している。製油所稼働率は85.9%まで低下してお
り、季節的な原油消費量の増加は今のところ限定的。ただ、ガソリン需要は日量
887万7000バレルまで増加。例年の傾向に沿って上向いている。
石油輸出国機構(OPEC)プラスが自主減産の縮小を来月から開始することも引き
続き圧迫要因。関税戦争による世界的な景気悪化懸念が広がるなかで、OPECプラス
の増産を市場が吸収できるのか不透明と見られている。
時間外取引で4月限は下落し、通常取引開始後は65.22ドルまで一段安となっ
た。2023年5月以来の安値を更新。ただ、引けにかけては下げ幅を削った。
改質ガソリンとヒーティングオイルの期近3限月は反落。原油安に連動した。
米EIA週間石油在庫統計(バレル・前週比)
原油 +361.4万(4億3378万)
ガソリン −143.3万(2億4684万)
留出油 −131.8万(1億1915万)
(クッシング地区)
原油 +112.4万(2570万)
*()は在庫総量
今日の材料
・米国はイスラム組織ハマスと直接対話=米ホワイトハウス
・米原油在庫の市場予想は前週比50万バレル減
・米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計
・原油在庫は前週比145万5000バレル減
・ガソリン在庫は同124万9000バレル減
・留出油在庫は同113万6000バレル増
・オクラホマ州クッシングの原油在庫は前週比163万バレル増
MINKABU PRESS
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