前週は上値の重い展開になった。通商リスクの織り込みが続いており、65ドルの節 目に迫る展開になった。トランプ米政権の通商政策に対する警戒感が強い。通商リスク の高さに加えて、景気減速懸念の織り込みも進んでいる。しかも、3月3日に石油輸出 国機構(OPEC)プラスの減産縮小計画が確認されると、値下がりが加速した。しか し、週後半は安値修正の動きが見られ、67ドル水準まで切り返した。 今週は戻り売り優勢の展開が続く見通し。米通商政策に対する警戒感が強い。景気減 速傾向も鮮明になりつつある。通商環境が劇的に改善するような動きがみられないので あれば、このまま上値の重い展開が続きやすい。65ドル割れの可能性も想定しておき たい。OPECプラスが4月からの減産縮小を断念すると瞬間的に上振れする可能性は あるものの、戻り売り優勢の地合が崩れるには至らないだろう。トランプ政権の対イラ ン、対ベネズエラ政策には引き続き注意が必要。 予想レンジは64.00〜68.50ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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