●論点解説穀物、コーンと大豆の通商リスクの違い=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トランプ米大統領の相互関税発表で大豆相場が急落する一方、トウモロコシ相場は小
動きに留まっている。大豆は総需要の42%が輸出であり、通商環境が不安定化した際
の影響が大きくなりやすい。しかも、中国は最大の輸出先であり、米中貿易紛争のダメ
ージを受けやすい。一方、トウモロコシは総需要の16%が輸出であり、残りの84%は
米国内の飼料やエタノール生産で消費されている。通商環境不安定化の影響を全く受け
ない訳ではないが、大豆相場と比較するとその影響は限定されやすい。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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