●論点解説ゴム、相互関税で混乱する自動車市場＝マーケットエッジ

　コモディティ市場全体のリスクオフ環境でゴム相場も値を崩している。トランプ米大
統領は自動車、同部品についても２５％の関税を課している。これを受けて、一部自動
車メーカーは米国向け輸出の停止、米国内販売価格の値上げなど、対応を急いでいる。
米自動車メーカーも、全ての米国内新車需要を米国内で供給する能力を有していない。
メキシコやカナダなど隣国での生産も、関税の大きなダメージを受けることになる。特
に全ての部品を米国内で生産することは不可能であり、景気減速懸念とは別に、自動車
市場混乱のリスクも織り込む必要性が高まっている。
（マーケットエッジ・小菅 努）

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