石油午前=上昇、米国のイラン制裁強化やトランプ米大統領の発言で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は上昇。米国が対イラン制裁を強化したほか、米石油協会(API)
が発表した米週間石油在庫統計で原油や製品在庫が減少したこと、トランプ米大統領が
米連邦準備制度理事会(FRB)の人事や対中関税政策について態度を改める発言をし
たことが買い手がかり。トランプ米大統領はパウエルFRB議長を解任するつもりはな
いと述べたほか、貿易協定次第では中国への関税は大幅に下がるとの見通しを示した。
中国に強硬な態度を取るつもりはないとの発言している。ロイター通信によると、来月
始めにもトランプ米大統領と中国の習近平主席が会談する可能性がある。時間外取引で
ニューヨーク原油は堅調。円相場は1ドル=143円前半まで円安推移した後、
141円後半まで円買いが盛り返すなど、値動きは荒い。
 日中取引開始後、原油の2025年9月限は一時5万8120円まで急伸。ただ、そ
の後は上げ幅を削っている。
 午前10時59分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
560〜1880円高。
 午前10時59分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が701枚。
【主要国のPMIは悪化へ】
 本日は主要国の4月の購買担当者景気指数(PMI)・速報値が発表される。米国の
関税政策を背景に米製造業の企業マインドは下振れしており、PMIも悪化する可能性
が高い。
【海外原油夜間取引=堅調】
 ニューヨーク時間外取引で6月限は前日比0.41ドル高の64.08ドルで取引さ
れている。本日これまでのレンジは63.76〜64.48ドル。
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