金・銀市況=金が総じて続伸、円安も現物安が上値を抑える

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,237    -63    15,363  新甫  : 3,305.38   -13.17
銀          148.0   +1.0     157.0  新甫  : 3,340.00    +9.00
プラチナ     4,417    -13     4,330  新甫  :   965.33   -10.12
パラジウム   4,300      0     4,300  新甫  :   940.25    -3.67
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    143.52   +0.82  ユーロ・ドル相場   1.1347  -0.0003
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【市況】
 金が総じて続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、円安が支援要因
になったが、ドル建て現物相場の軟調に上値を抑えられた。午後に入ると、中国の柔軟
姿勢を受けて一部限月がマイナスサイドで引けた。銀の商いは成立せず、6月限が帳入
値で上昇した。
 前営業日比は、金標準、金ミニが63円安〜16円高、ゴールドスポットが88円
安、銀が変わらず〜1.0円高。
 推定出来高は、金が3万4198枚、金ミニが1万2924枚、ゴールドスポットが
1675枚、銀が0枚。
【金は中国の柔軟姿勢で上げ一服】
 金先限は1万5577円で上げ一服となり、1万5307円まで下落した。ニューヨ
ーク高や円安が序盤の支援要因になったが、ドル建て現物相場の軟調に上値を抑えられ
た。円相場は1ドル=143円台後半の円安に振れた。加藤財務相は、ベッセント米財
務長官との会談後に会見し、「為替水準の目標や、それに対する管理する枠組みとか、
そういった話はまったくなかった」と語った。
 米中の貿易戦争で平行線とされたが、中国政府は米国に対する125%の報復関税を
巡り、米国からの一部輸入品を対象から除外することを検討していると伝えられた。中
国当局は医療機器のほか、エタンなど一部の産業用化学品を追加関税から外すことを検
討している。また航空機リースに対する関税の適用除外も議論されている。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場は、米中の貿易戦争の緩和期待が
後退し、押し目を買われた。アジア市場では、朝方の3352.68ドルから、ドル高
を受けて軟調となった。
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