[今日の視点]貴金属=総じて急伸、NY高を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、総じて急伸して寄り付く見通し。金はニューヨーク高を受けて買い優勢と
なろう。銀は夜間取引で10月限が下落した。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナ
がニューヨーク高を受けて堅調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は82.83ドル高
の3292.45ドル、銀が94セント高の3310セント、プラチナが49.29ド
ル高の1052.99ドル、パラジウムは46.16ドル高の1017.30ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=144.39/41円で、前営業日の
大引け時点から0.05円の円高。
 先限の寄り付き目安は、金が1万5400円前後、銀は159.0円前後、プラチナ
は4760円前後、パラジウムは4500円前後。
【NY金はドル安が支援】
 金はきのうの海外市場は、ドル安を受けて買い優勢となった。
 金はドル安が支援要因になった。米セントルイス地区連銀のムサレム総裁は、米中貿
易摩擦の緩和後も米国の労働市場は弱まり、物価は上昇する可能性が高いとの見方を示
した。また米議会で審議中の減税法案により米国の財政赤字が予想よりも速いペースで
悪化するとの懸念が出ている。トランプ米大統領は減税案に対する共和党内の反対派議
員の説得に苦戦している。加藤財務相とベセント米財務長官との会談も目先の焦点とな
っている。
 銀はきのうの海外市場は、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。
【NYプラチナはドル安や金堅調が支援】
 プラチナはきのうの海外市場では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。
 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。米セントルイス地区連銀のムサレム
総裁は、米中貿易摩擦の緩和後も米国の労働市場は弱まり、物価は上昇する可能性が高
いとの見方を示した。
<今日の予定>
・貿易収支 2025年4月速報(財務省)
・英消費者物価指数 2025年4月(国立統計局)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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