[今夜の視点]シカゴ大豆=生育進度や作柄でさらに売られるか否か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴ大豆の夜間取引は小幅もみ合い。7月限のここまでの安値は1032.75セ
ントまでで、まだ前日の安値を下回らずに推移している。
 引け後に発表された生育進度報告は、作付けが84%(前週76%、前年77%、平
年80%)、発芽が63%(前週50%、前年53%、平年57%)と順調に推移して
いる。また今週から発表が開始された作柄も「良」以上の割合が66%、「劣」以下の
割合が5%と良好だった。米国の時間帯に再び売り材料になるのか否かに注目したい。

 前日のシカゴは続落。週間輸出検証高が26万トン台と引き続き低調だったことに加
え、先週のトランプ米大統領の発言で、再び米中の貿易摩擦懸念が再燃していることに
圧迫された。引け後の米国産の生育進度や作柄に対する弱気の見方も弱材料。

 7月限は1032.50セントまで下落した後、引けは1033.50セントと、ほ
とんど戻さなかった。
 、
<今夜の予定>
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】 18:00 消費者物価指数 2025年5月速報(EUROSTAT)
【経済】 18:00 雇用統計 2025年4月(EUROSTAT)
◆ アメリカ ◆
【経済】 23:00 耐久財受注 2025年4月確報値(商務省)
【経済】 23:00 製造業新規受注 2025年4月(商務省)
【経済】 新車販売台数 2025年5月(Autodata)
【工業】 6/4 05:30 週間石油統計(API)

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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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