−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 8 3,343.7 + 0.3 シカゴ大豆 2025/ 7 1,050.50 -7.25 NY銀 2025/ 7 3,626.1 -38.1 シカゴコーン 2025/ 7 437.00 -1.75 NYプラ 2025/ 7 1,259.6 +47.1 NY原油 2025/ 7 68.15 +3.17 NYパラ 2025/ 9 1,092,60 +13.80 ドル・円 144.57 -0.33 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は144.20円台まで下落も安値を離れ下値堅く推移 NY為替市場、この日発表の5月の米消費者物価指数(CPI)を受けてドル安が優 勢となった。ドル円は145円台に上昇していたが、一時144円台前半に下落。米C PIは予想を下回り、市場では年内2回の米利下げ期待が復活。9月利下げの期待も確 率を高めている。 ただし、FRBは関税の物価への影響を気にしており、利下げへの慎重姿勢に変化は ないものと見られている。来週のFOMCに向けて、委員は今週から発言を控えるブラ ックアウト期間に入っているが、今後の動向を更に確認したい意向と見られている。米 CPIのデータからエコノミストは、FRBが重視しているPCE価格指数は前回から 上昇が見込まれるとの推計も出ていた。 ロンドンで2日間に渡って行われていた米中協議が終了し、機微な製品の流通を再活 性化させる枠組みを策定した。トランプ米大統領は投稿で「中国とのディールが成立し た。合意は習氏と私の最終承認次第」と述べた。米国の関税率は55%、中国は10% になるとも述べていた。市場はいまのところ、関税自体には落ち着いた反応を示してい る。関税の影響が実体経済にどう反映されるかを当面は確認したい意向のようだ。 ◎NY貴金属=金が小反発、予想以下の米CPIが支援 ニューヨーク金は小反発、銀は続落。 金8月限は小反発。時間外取引では、米中の通商協議の合意が伝えられたが、押し目 を買われた。欧州時間に入ると、買いが一巡し、上げ一服となった。日中取引では、予 想以下の米消費者物価指数(CPI)が支援要因になったが、買い一巡後は上げ一服と なった。 銀7月限は予想以下の米消費者物価指数(CPI)が支援要因になったが、金の上げ 一服を受けて利食い売りが出た。 プラチナ系貴金属(PGM)は反発。 プラチナ7月限は反発。時間外取引では、米中の通商協議の合意を受けて買い優勢と なった。欧州時間に入ると、利食い売りが出て上げ一服となった。日中取引では、予想 以下の米消費者物価指数(CPI)が支援要因になったが、買い一巡後は上げ一服とな った。 パラジウム9月限は米中の通商協議の合意や予想以下の米消費者物価指数(CPI) が支援要因になったが、買い一巡後は戻りを売られた。 ◎LME=アルミは続伸、銅・ニッケルは続落し100ドル超の下落 アルミ3カ月物は続伸。2489ドルで小安く取引を開始。アジア時間はアジア株高 を受けて浮上し2527.50ドルの高値を記録。高値を離れた後も2505ドルを下 値支持線とした高もちあいが続き、堅調な動きを維持して終えた。 銅3カ月物は大幅続落。9725ドルで軟調に取引を開始。アジア株高が手掛かりと なって浮上し、2日ぶりの高値となる9788ドルを記録したが、アジアの時間帯後半 には大きく下落した。11日まで続けられた米中通商協議では合意履行のための枠組み 設置で一致したものの、市場の反応は限定的で地合いを引き締めるほど材料視されなか った。欧州の時間帯以降は概ね9670ドルを上値抵抗線とする安もちあいで推移。5 月の米消費者物価指数(CPI)が事前予想より弱気な数字ながらも前年比で4月の数 字から0.1%の上昇となったことが警戒され、100ドル超の下落となった。 ◎NY原油=急反発、イランを巡る緊迫感が強まる ニューヨーク原油の期近は急反発。 イランと米国が核開発協議を続けるなかで、イランがウラン濃縮を停止する可能性に ついてトランプ米大統領が以前ほど確信が持てないと述べたことから、イランを巡る緊 迫感が強まった。これまでに米国はイランにウラン濃縮の完全停止や核施設の破棄など を求めていたが、イランはウラン濃縮の完全停止を拒絶しているうえ、イスラエルが非 公式に保有している核兵器の廃棄を主張するなど、協議の攻守が逆転している。中東の 米大使館や米軍基地に勤務する不要不急の職員とその家族が退避を始めたとの報道があ ることも緊迫感を煽っている。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反発。原油相場に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆はブラジル産の輸出活発化で続落、コーンは小幅安 大豆は総じて続落。 11日までロンドンで行われた米中通商協議で枠組みが策定されたが、詳細は不明な がらも米国と中国はお互いにある程度の相互関税を維持することが見込まれるなか、時 期的にブラジルからの輸出が活発化していることが重石となり、売り優勢となった。 コーンは小幅安。 米産地の降雨は農作業の鈍化をもたらしているが、夏場の高温乾燥に対する警戒感を 和らげていることが弱材料となった。ただ、ドル買いの動きに一巡感が見られること や、米エタノール増産が買い支援要因となり下げ幅は限られた。 MINKABU PRESS *LME市況を更新。
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