LME市況=アルミは続伸、銅・ニッケルは中東情勢懸念から軟調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,553.52  +   37.63     2,550.50  +   37.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅         9,791.77  -    6.82     9,669.00  -   34.00
    ニッケル      14,720.00  -  145.25    14,924.00  -  145.00
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 アルミ3カ月物は続伸。2515.50ドルで小高く取引を開始。アジアから欧州時
間にかけての時間帯は2520ドル近辺が上値抵抗線として意識されて低迷したが、欧
州時間の終盤以降に地合いを引き締めた。終盤に3月31日以来、約2カ月半ぶりの高
値となる2554ドルの高値まで浮上。この日の高値圏を維持したまま取引を終えた。
 銅3カ月物は反落。9683.50ドルで小安く取引を開始した後は、アジア株が頭
重い動きとなったため上値を抑制され9690ドルを上値抵抗線として高下となった。
アジアの時間の終盤に今月11日以来の高値となる9731.50ドルの高値に達した
後に転売を受け9656.50ドルの安値まで下落となった。その後、9700ドルを
挟んで高下となったが、中東情勢の緊迫化が懸念されるなかリスク回避の動きが広が
り、欧米株も頭重い動きとなったことが手掛かりとなって軟化し9647.50ドルの
安値まで下落。安値からの戻りは鈍く、引けを迎えた。
 ニッケル3カ月物は続落。1万5065ドルで取引を開始した直後に1万5070ド
ルの高値まで浮上。その後、軟化しながらも1万5000ドルを支持線とするもちあい
商状が続いていたが、中東情勢緊迫化に対する懸念からリスク回避の動きが広がり、欧
米株式市場も頭重い動きとなったため終盤にかけて値位置を切り下げた。一時1万49
00ドルの安値を記録。安値で低迷したまま引けを迎えた。
今日の材料
・17日のアジア太平洋株式市場はまちまち。
・中国上海総合指数は小反落、1.32ポイント安の3387.41ポイント。
・欧州株は下落。イスラエルとイランの交戦激化による中東情勢の緊迫化で投資家心
 理が悪化し、売りが優勢。独DAX指数が1.12%の低下と下げが目立った。
・イラン・イスラエル戦争に米国が直接的に介入するとの観測が高まり、中東情勢への
 懸念が高まる。
・5月の米小売売上高
 結果 -0.9%
 予想 -0.7% 前回 -0.1%(0.1%から修正)(前月比)
 結果 -0.3%
 予想 0.2% 前回 0.0%(0.1%から修正)(自動車除くコア・前月比)
・5月の米鉱工業生産指数
 結果 -0.2% 予想 0.1% 前回 0.1%(0.0%から修正)(前月比)
 結果 77.4%
 予想 77.8% 前回 77.7%(設備稼働率)
・ドルは上昇。ドル円は1ドル=145.30円台まで上昇。ユーロドルは今月11日以来の
 安値となる1ユーロ=1.1472ドルまで下落。
・米国株は下落。ニューヨークダウが299.29ドル安。ナスダック指数は180.12ポイント
 安(0.91%)の低下。
・ニューヨーク貴金属は金がドル高で続落。その他3品は上昇。ニューヨーク原油は
 大幅高。
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