金・銀市況=金は小幅続伸、午後に入りジリ高も終盤に上げ幅を縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/08          2026/06    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,428   + 38    15,556  + 19  : 3,333.34   + 1.78
銀          170.0    0.0     168.5   0.0  : 3,601.00   -20.00
プラチナ     6,139   + 55     5,982  + 80   : 1,355.40   +10.56
パラジウム   5,200   -100     5,200  -100  : 1,118.00   + 8.29
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    143.82   +0.17  ユーロ・ドル相場   1.1780  -0.0003
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【市況】
 金は小幅続伸。ニューヨーク高にも一部限月が小幅安で始まった。その後は、円高一
服が支援要因になったが、ドル建て現物相場の上げ一服を受けて戻りを売られた。先限
は正午前に9円高で小幅高。午後に入り、ドル建て現物相場の上昇からジリ高。終盤に
現物相場の反落で上げ幅を縮小して引けた。
 銀は12月限が下落、先限が変わらず。その他は出来ず。
 前営業日比は、金標準、金ミニが19〜38円高、ゴールドスポットが48円高、銀
が1.0円安〜変わらず。
 推定出来高は、金が1万7317枚、金ミニが6121枚、ゴールドスポットが
2795枚、銀が2枚。
【米雇用統計は投機家の手じまいの口実にされやすい】
 金先限は小幅続伸。夜間取引の中盤に1万5600円まで上昇。6月27日の高値1
万5646円を取りにく上昇にはならず、上げ幅を削り、日中取引ではマイナスサイド
に軟化。1万5510円で下げ渋り、夜間取引の序盤でつけた安値1万5493円まで
の下落はなかった。1万5500円の節目が支持線として意識された格好。午後に入っ
てから上げ幅は限定的ながらジリ高場面があった。日足は2日連続で陽線引け。
 ニューヨーク金の時間外取引は小幅続伸で推移後に反落。先月27日に急落したが、
週明けから出直っている。通常、第1金曜日に米労働省から発表される米雇用統計は4
日が独立記念日のため、1日前倒しで3日に発表される。今夜は民間企業のADP米雇
用の発表がある。ADPと米労働省の雇用統計とも3連休前の手じまい売買の口実にさ
れやすく、注意したい。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は戻り売り圧力強く推移。きのうの海外市場は、米国の財政
不安やドル安を受けて買い優勢となったが、予想以上の米雇用動態調査(JOLTS)
を受けて上げ一服となった。アジア市場は、朝方の3339.71ドルから、3344
ドル台まで上昇したのち、3329ドル台に反落。午前11時半頃から反発に転じ、午
後になり、3343ドル台まで再上昇。午前の高値3344.08ドルが抵抗線となっ
た後、ユーロドルの下落から午後4時過ぎに3328ドル台まで軟化。
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