アジア株 豪州株大幅高、史上最高値 8月利下げ完全に織り込む 利下げ賛成派3人目は誰だ? 東京時間14:06現在 香港ハンセン指数 24643.11(+144.16 +0.59%) 中国上海総合指数 3528.90(+12.08 +0.34%) 台湾加権指数 23358.79(+245.51 +1.06%) 韓国総合株価指数 3179.34(-12.95 -0.41%) 豪ASX200指数 8774.00(+134.98 +1.56%) インドSENSEX30種 81689.63(-569.61 -0.69%) アジア株はまちまち。米中摩擦緩和やTSMC決算が好感されている一方で、トランプ氏による市場混乱や積極的な関税政策が警戒されている。トランプ氏は対中強硬姿勢を軟化させている一方で、ほかの貿易相手国に対しては強硬な姿勢を示している。EUと合意の可能性はあるとしつつも、交渉に「興味ない」としている。 エヌビディア最高値やTSMC好決算を受けアジア市場ではハイテク関連が総じて上昇している。 半導体受託製造最大手の台湾TSMCは1.9%高、1月以来の高値をつけている。同社の第2四半期決算は純利益が前年同期比61%増の3983億台湾ドルと市場予想を上回った。第3四半期の売上高見通しも市場予想を上回った。また、2025年の売上高見通しを従来から引き上げた。 豪州株は大幅上昇し過去最高値をつけている、弱い雇用統計を受け8月利下げ期待が高まっている。 豪州6月の雇用者数は予想の2万人増に対し2千人増だった、失業率は予想外に悪化し約4年ぶり高水準となった。豪中銀は今月利下げを見送ったが、完全に政策ミスだったと指摘する声も。7月据え置きにより、今後の利下げ回数は現在の予想を上回る可能性がある。 来週は7月の豪中銀議事録が公表される、7月会合では初めて投票結果が公表された。据え置き賛成が6票、反対が3票だった。利下げを主張したのはウィルキンソン氏とロス氏だ。そしてもう1人は誰なのか不明。22日の議事録で明らかになるのか? 豪州市場では医療品やハイテク、消費財、金融、資本財など幅広い銘柄が上昇している。中でも素材関連の上げが目立つ。資源大手BHPグループは3.2%高、約4カ月ぶり高値をつけている。2025年度の銅と鉄鉱石の生産量が過去最高となったことが好感されている。また、中国の需要について明るい見通しを示したことも材料視されている。
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