NY金・銀市況=金が反落、利食い売りが圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/ 8)  3444.3     3451.7      3390.6      3397.6     - 46.1
          (25/12)  3502.8     3509.0      3448.7      3455.1     - 46.7
   銀     (25/ 9)  3964.5     3991.0      3933.5      3950.3     -  5.2
         (25/12)  4015.5     4040.0      3985.0      4000.0     -  5.2
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           338,382       290,658       489,423        (+ 18,102)
  銀           67,435        62,897       173,679        (+    267)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          45,010.29  + 507.85
     前日  146.64/65   1.1750/52   ・ナスダック         21,020.02  + 127.33
     本日  146.48/50   1.1773/75   ・10年米国債利回り      4.39  +   0.05
・NY原油  (25/ 9)   65.25 - 0.06  ・SPDR保有金残高    954.80  +   7.74
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は反落。前日比は金が49.6〜45.1ドル安、中心限月の8
月限が46.1ドル安、銀が4.9〜4.2セント安、中心限月の9月限は5.2セン
ト安。
 金8月限は反落。時間外取引では、日米の関税合意を受けて上昇する場面も見られた
が、ドル安一服を受けて上げ一服となった。欧州時間に入ると、もみ合いとなった。日
中取引では、米国と欧州連合(EU)の関税交渉に関心が移るなか、利食い売りが出て
軟調となった。
 銀9月限はドル安を受けて買い優勢となったが、金軟調を受けて戻りを売られた。
 ニューヨーク金8月限は反落。時間外取引では3429.8〜3451.7ドルのレ
ンジで推移、前日比3.2ドル安の3440.5ドルとなった。8月限は高寄りしたの
ち、日米の関税合意を受けて上昇する場面も見られたが、ドル安一服を受けて上げ一服
となった。欧州時間に入ると、もみ合いとなった。
 日中取引では、米国と欧州連合(EU)の関税交渉に関心が移るなか、利食い売りが
出て軟調となった。序盤の安値を割り込むと、テクニカル要因の売りが出て
3390.6ドルまで下落した。
 トランプ米大統領は日本との貿易交渉で合意した。米国が自動車への関税を引き下げ
る一方、日本側は米国向けに5500億ドル規模の投資や融資の枠組みを設けることな
どが盛り込まれた。米国と欧州連合(EU)の関税交渉では、15%に設定することで
合意する可能性があるという。
 ニューヨーク銀9月限は、時間外取引で3950.5〜3983.0セントのレンジ
で推移し、前日比20.0セント高の3975.5セントとなった。9月限は高寄りし
たのち、日米の関税合意を受けて堅調となったが、金の上げ一服に上値を抑えられた。
欧州時間に入ると、押し目を買われた。
 日中取引では、ドル安を受けて3991.0セントまで上昇した。その後は、金軟調
を受けて利食い売りが出ると、時間外取引の安値を割り込み、3933.5セントまで
下落した。
 7月22日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比変わらずの3748万8075
オンス、銀は22万2339オンス増の4億9820万7099オンス。

今日の材料
・日本との定期首脳協議のため来日中の欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委
員長は、EUと日本は経済的威圧や不公正な貿易慣行への対応で、より緊密に協力して
いく方針を示した。
・ベセント米財務長官は、トランプ政権はパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の後
任となる新議長の指名を急いでいないと述べた。
・6月の米中古住宅販売戸数は年率換算で前月比2.7%減の393万戸と、9カ月ぶ
りの低水準となった。予想以上に減少し、住宅市場の低迷が深刻化している可能性を示
唆した。
・7月のユーロ圏の消費者信頼感指数速報値はマイナス14.7と、前月のマイナス
15.3から0.6ポイント上昇した。市場予想はマイナス15.0だった。
・欧州連合(EU)が米国と進めている貿易交渉について、米国がEUに対する包括的
な関税率を15%に設定することで合意する可能性があることが、複数の外交筋の話で
分かった。
・トランプ米政権は、人工知能(AI)に関する新たな政策計画を発表した。AIを巡
る環境規制緩和や、米国企業によるAI技術の輸出の容易化とリスク軽減を目指す内
容。
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