日経平均株価 始値 40744.53 高値 40744.53 安値 40556.61 大引け 40654.70(前日比 -19.85 、 -0.05% ) 売買高 19億7694万株 (東証プライム概算) 売買代金 4兆9430億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は4日続落、米株安受け上値重い展開に 2.FOMCと日銀の決定会合を目前に控え様子見ムード 3.下値では押し目買い誘導しプラス圏で推移する場面も 4.値上がり銘柄数は1000を超え、TOPIXは上昇 5.売買代金は後場にリバランスで増幅され、5兆円弱に ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは前日比204ドル安と続落した。決算を発表したユナイテッドヘルスやメルク の下落が指数を押し下げた。 東京市場では、強弱観対立のなか、日経平均株価は前日終値を挟んで比較的狭いゾーンでもみ合った。プラス圏で推移する場面もあったが買いは続かず、結局小幅ながら安く引けている。 30日の東京市場は、様子見ムードが強く、方向感の見えにくい地合いとなった。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに安く、この流れを引き継いで日経平均の上値は重かった。日本時間あす未明にFOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を控えるほか、明日昼ごろに判明する日銀金融政策決定会合の結果及び引け後の植田日銀総裁の発言内容を見極めたい、との思惑から上値を買い進む動きは限定的だった。一方、前日まで3営業日で日経平均は1100円以上の下落をみせていたこともあって、下値では押し目買いの動きも観測された。また、個別株の物色意欲は終始活発で、プライム市場の値上がり銘柄数が1000を超え値下がり銘柄数を大幅に上回った。TOPIXはプラス圏で引けている。なお、売買代金は指数に絡むリバランスの関係で後場に入ってから膨らみ、結局5兆円近くに達した。 個別では、売買代金トップとなったフジクラ<5803>が大幅高、古河電気工業<5801>も活況裡に大きく上値を伸ばした。ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>が堅調、三菱重工業<7011>が高く、IHI<7013>への買いも目立った。NEC<6701>が高く、キヤノン<7751>も上昇した。住友ファーマ<4506>が値上がり率トップに買われ、エクセディ<7278>、エンプラス<6961>が急騰、SCSK<9719>も値を飛ばした。ツガミ<6101>も物色人気に。 半面、アドバンテスト<6857>が軟調、良品計画<7453>も売りに押された。さくらインターネット<3778>の下値模索が続き、コマツ<6301>が大幅安。キーエンス<6861>が売られ、リクルートホールディングス<6098>も安い。シマノ<7309>が値下がり率首位に売り込まれ、小森コーポレーション<6349>も急落。フジテック<6406>、四国化成ホールディングス<4099>なども大幅安。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はフジクラ <5803>、東エレク <8035>、キヤノン <7751>、日東電 <6988>、住友ファーマ <4506>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約78円。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、リクルート <6098>、アドテスト <6857>、SBG <9984>、ダイキン <6367>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約131円。 東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)繊維製品、(3)海運業、(4)不動産業、(5)陸運業。一方、下落率の上位5業種は(1)倉庫・運輸、(2)ゴム製品、(3)小売業、(4)金属製品、(5)その他製品。 ■個別材料株 △Aiming <3911> [東証G] 1-6月期最終黒字転換。 △マクアケ <4479> [東証G] 10-6月期営業利益は通期計画を超過。 △サイバトラス <4498> [東証G] 第1四半期大幅増益と1→2への株式分割発表を好感。 △モンラボ <5255> [東証G] 荏原 <6361> の製造DXプロジェクトを支援。 △リアルゲイト <5532> [東証G] 第3四半期営業利益31%増で通期計画に対する進捗率は98%。 △エムケー精工 <5906> [東証S] 26年3月期は一転最終増益の見通し。 △ニッキ <6042> [東証S] 26年3月期業績予想を上方修正。 △FLネット <9241> [東証G] 「まいぷれくん」有料契約店舗数が1000店を突破。 △Genky <9267> [東証P] 26年6月期は連続最高益更新予想。 △SCSK <9719> [東証P] 4-6月期営業利益56%増。 ▼ドリコム <3793> [東証G] 今期下方修正で配当予想は未定に。 ▼シマノ <7309> [東証P] 25年12月期業績予想を下方修正。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)住友ファーマ <4506>、(2)エクセディ <7278>、(3)エンプラス <6961>、(4)SCSK <9719>、(5)フジクラ <5803>、(6)Genky <9267>、(7)日本調剤 <3341>、(8)シンプレクス <4373>、(9)古河電 <5801>、(10)ツガミ <6101>。 値下がり率上位10傑は(1)シマノ <7309>、(2)小森 <6349>、(3)フジテック <6406>、(4)岡三 <8609>、(5)四国化HD <4099>、(6)さくらネット <3778>、(7)アクシージア <4936>、(8)カナデン <8081>、(9)蝶理 <8014>、(10)エイチーム <3662>。 【大引け】 日経平均は前日比19.85円(0.05%)安の4万0654.70円。TOPIXは前日比11.54(0.40%)高の2920.18。出来高は概算で19億7694万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1071、値下がり銘柄数は482となった。東証グロース250指数は753.88ポイント(2.86ポイント高)。 [2025年7月30日] 株探ニュース
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