【これからの見通し】今週はドル高が進行、週末にかけても継続するか 米雇用統計を確認へ 本日の注目イベントは7月米雇用統計となる。市場予想を確認しておこう。非農業部門雇用者数は10.4万人増と前回の14.7万人増から鈍化する予想。そのなかで民間部門の予想は10.0万人と前回の7.4万人増から上昇する見込みとなっており、伸び鈍化に関して、政府部門などの影響が大きく出ることとなりそうだ。失業率は4.2%と前回の4.1%から上昇する予想。平均時給は前月比+0.3%(前回+0.2%)前年比+3.8%(前回+3.7%)とやや伸びが加速する見込みになっている。 市場反応は、もちろん結果の乖離度合いに影響されるが、予想段階ではまちまちとなっており、雇用市場が大きく崩れる内容とは見られないだろう。この場合は、米FOMCなどを受けたドル高圧力が継続しそうだ。週末を控えた調整がどの程度入るのかを確認しておきたい。 その他の経済指標発表は、フランス・ドイツ・ユーロ圏・英国・米国などの製造業PMI確報値(7月)、ユーロ圏消費者物価指数(HICP・概算値速報)(7月)、ブラジル鉱工業生産指数(6月)、米ISM製造業景気指数(7月)、米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)(7月)、米建設支出(6月)などが予定されている。 発言イベント関連では、ハマック・クリーブランド連銀総裁がブルームバーグに、ボスティック・アトランタ連銀総裁がCNBCの番組に出演する予定。米主要企業決算はシェブロン、エクソンモービルなど石油大手が注目される。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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