【市況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがまちまち。まちまちで始まったのち、ニ ューヨーク安と円高を受けてマイナスサイドに転じた。その後は、ドル建て現物相場の 下落を受けて軟調となったが、ドル安が再開すると、期先3本がプラスサイドに転じ た。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時2分現在の前営業日比は、プラチナが59円安〜10円高、プラチナミニ が24.0〜2.0円安、プラチナスポットが110円安、パラジウムが出来ず。 午前11時2分現在の出来高は、プラチナが8400枚、プラチナミニが747枚、 プラチナスポットが2405枚、パラジウムが0枚。 【プラチナは利食い売りが圧迫】 プラチナは利食い売りが圧迫要因になった。米政府機関閉鎖を受けて先行き不透明感 が出ている。トランプ米政権は、野党・民主党の地盤州に対する総額260億ドルの予 算を凍結した。凍結される予算は、ニューヨーク州とニュージャージー州を結ぶハドソ ン・トンネルの修繕プロジェクトと、ニューヨーク市の2番街地下鉄の建設プロジェク ト向けの180億ドルと、カリフォルニア州やイリノイ州など16州でのグリーンエネ ルギー計画向けの80億ドルの資金。米議会での協議の行方を確認したい。 プラチナ先限は6969円まで下落したのち、下げ一服となった。ニューヨーク安や 円高が圧迫要因になった。円相場は1ドル=147円前後の円高に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、下げ一服。朝方の1561.41ドルから、 1548ドル台まで下落したのち、下げ一服となった。 午前11時現在、プラチナは1560.50ドル、パラジウムが1266.48ドル で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1560.90ドル、パラジウムが 1242.15ドル。 MINKABU PRESS
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