貴金属は、急伸して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高と円安を受けて買い優 勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高と円安を受けて 堅調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は33.43ドル高 の3892.19ドル、銀が79セント高の4804セント、プラチナが33.12ド ル高の1602.94ドル、パラジウムは20.25ドル高の1268.58ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=149.30/32円で、前営業日の 大引け時点から1.75円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が1万8900円前後、銀は224.0円前後、プラチナ は7300円前後、パラジウムは6000円前後。 【NY金は米政府機関閉鎖や米利下げ見通しが支援】 金は前週末の海外市場は、米政府機関閉鎖や米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見 通しを受けて買い優勢となった。 金は米政府機関閉鎖や米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しが支援要因になっ た。9月の米ISM非製造業総合指数は50.0となった。新規受注の大幅な減速を受 けて前月の52.0から低下した。雇用も低調で、労働市場の減速が改めて示唆され た。市場予想は51.7。米政府機関閉鎖を受けて米雇用統計の発表は延期されたが、 や米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しが強い。 米連邦職員を代表する労働組合は、政府機関閉鎖中にトランプ米政権が大量解雇を強 行するのを差し止めるよう、裁判所に対応を求めた。6日には米上院でつなぎ予算案が 5度目の採決にかけられる予定である。ハセット米国家経済会議(NEC)委員長は、 「交渉が完全に行き詰まっていると大統領が判断すれば、レイオフが始まるだろう」と 述べた。 自民党の総裁選挙で高市早苗氏が勝利した。金融緩和や財政拡張的な政策への思惑に 基づく「高市トレード」が再始動し、円安、株高との見方が強い。 銀は前週末の海外市場は、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しや金堅調を受 けて買い優勢となった。 【プラチナは米利下げ見通しや金堅調が支援】 プラチナは前週末の海外市場は、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しや金堅 調を受けて買い優勢となった。 プラチナは米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しや金堅調が支援要因になっ た。9月の米ISM非製造業総合指数は50.0となった。新規受注の大幅な減速を受 けて前月の52.0から低下した。今週は中国の大型連休明けの実需筋の動きも焦点で ある。9日から中国市場は再開される。 <今日の予定> ●オーストラリア(勤労感謝の日)、中国(国慶節、中秋節) ・ユーロ圏小売売上高 2025年8月(EUROSTAT) MINKABU PRESS 東海林勇行
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