LME市況=全面高、米利下げ観測が強まるなか買い優勢に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物           3カ月物
    アルミ        2,739.35  +   18.78     2,741.50  +   16.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅        10,724.27  +  111.21    10,761.00  +  106.50
    ニッケル      15,309.16  +    6.57    15,489.00  +    7.00
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 アルミ3カ月物は続伸。2714ドルで反落して取引を開始。その後は次第に値位置
を切り上げながらも2724ドルを上値抵抗線とする一方、2715ドルが下値支持線
として意識される限られたレンジ内での高下が続いていたが、終盤に銅の堅調に追随す
る買いが見られて2748ドルの高値まで一気に浮上。引け間際に転売が見られたが、
高値に近い水準を維持して終了。
 銅3カ月物は大幅反発。1万0683ドルで堅調で取引を開始。その後はアジア株式
市場では中国・香港の株式市場が休場となりながらも、台湾株式市場でハイテク株が買
われるなか、銅への買いも見られて1万0749ドルの高値まで浮上したほか、暫く
1万0730ドル前後でもちあう動きが見られた。欧州の時間帯には値位置を落とし1
万0700ドルを割り込んだが米国の時間帯に浮上。米政府機関の一部閉鎖により経済
指標の発表が延期されているケースが多く見られるが、雇用情勢の軟化が窺われるなか
米利下げ観測が強まっていることが買い支援要因となった。一時は昨年5月以来の高
水準を記録した前日の高値に迫る1万0792ドルを記録。前日高値を突破出来ずに上
げ幅を縮小したが、100ドル超の上げ幅を記録して終えた。
 ニッケル3カ月物は小幅続伸。1万5455ドルで軟調で取引を開始。アジアの時間
帯は1万5470ドルを上値抵抗線とする低迷となり、この中で1万5430ドルの安
値を付けた。欧州の時間帯を迎えると次第に地合いを引き締めて、一時1万5530ド
ルの高値まで浮上。高値では転売が入って値を落としたが、1万51460ドルを下値
支持線にしてのもちあいとなり、この水準のまま引けた。
今日の材料
・7日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇
・豪ASX200指数は小幅続落、24.63ポイント安の8956.80ポイント。
・中国株式市場、香港株式市場は休場。
・欧州株は小幅高。
・ドルは上昇。ドル円は1ドル=152円を試すまで上昇。ユーロドルは9月25日以来の
 安値となる1ユーロ=1.0645ドルまで下落。
・米国株は下落。ニューヨークダウは91.99ドル安で続落。ナスダックス指数は153.31
 ポイント安(0.67%低下)。
・ニューヨーク貴金属は金、パラジウムが続伸。銀、プラチナが反落。ニューヨーク
 原油は期近11月限が小幅高も2番限以降は小幅安。
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