[今日の視点]貴金属=金は円安・ドル建て現物相場の上昇で最高値圏で推移

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金、プラチナは総じて続伸して寄り付く見通し。金はニューヨーク続伸、
円安を受けて買い優勢となろう。銀はニューヨーク急落から約定があれば、売り優勢。
円安が下支え要因だが、玉の出方次第で予想は難しい。プラチナ系貴金属(PGM)は
プラチナがニューヨーク小反落も円安、金の続伸で買い優勢で取引を開始。
 午前8時20分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は33.24ドル高
の3990.93ドル、銀が59セント安の4791セント、プラチナが1.12ドル
高の1625.82ドル、パラジウムは13.70ドル高の1345.65ドル。
 午前8時15分現在のドル・円相場は1ドル=151.95/97円で、前営業日の
大引け時点から1.32円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が1万9620円前後、銀は224.0円前後、プラチナ
は7555円前後、パラジウムは6400円前後。
 【NY金はドル高にも上伸を継続】
 昨日のニューヨーク貴金属はまちまち。銀、プラチナは利食い売り先行もようも金は
米政府機関の閉鎖が長期化する懸念から安全資産の買いを集めた。期近12月限は
4000ドル超えまで買い進まれた。短期買い資金が流入し、相場を押し上げている印
象だ。米国株の下落も追い風。ドル高となったが、米10年債の利回り低下から利食い
売りは吸収された。
 JPX金は夜間取引で続伸。先限は円安、ニューヨーク高に支援され、1万9626
円まで上昇。高値圏で夜間取引を終えている。日中取引でさらに高値更新の可能性あ
り。売り方は損切りの買い戻しを強いられる環境。上げ幅を縮小の場合、1万9550
円が支持線になると予想。
 プラチナは金が高値圏で堅調に推移なら、先限は6500円台前半では買い拾われる
展開を予想。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 国際収支(経常収支) 2025年8月(財務省)
【経済】08:50 対外及び対内証券売買契約等の状況 2025年9月(財務省)
【経済】14:00 景気ウォッチャー調査 2025年9月(内閣府)
【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟)
【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁)
◆ 中国 ◆
【休日】--:-- 国慶節
◆ ドイツ ◆
【経済】15:00 鉱工業生産指数 2025年8月(経済技術省)
◆ アメリカ ◆
【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】10/9 03:00 FOMC議事録公表 9月16-17日(FRB)
【工業】23:30 週間石油統計(EIA)
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