大豆週間展望=中国向け大豆輸出増期待もUSDA統計発表なく方向感を欠く

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
               [10月13日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)            10月6日 〜10月10日
<東京一般>     始 値    高 値      安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000    64,000      64,000   64,000     0
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<シカゴ>9日終値  前週末比    |9月28日現在の米国産大豆の作柄報告
      25/11  1022.25  + 4.25   |落葉79%(前週61%、前年79%、平年77%)
    26/ 1  1038.25  + 1.25   |収穫19%(前週 9%   前年24%、平年20%)
                                |「良」以上:62%(前週61%、前年64%)
                                |「劣」以下:11%(前週12%、前年11%)
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 152.70円  前週末比 5.15円の円安
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【前週のレビュー】シカゴ大豆11月限は、中国向け大豆輸出増期待から確りとした展
開を予想とした。
【シカゴ大豆11月限は1030セント超えなら買い戻しで上昇余地】
 シカゴ大豆期近11月限は1020〜1030セントのレンジを中心として高下して
いる。
 米中西部産地での収穫は進展していると想定されるが、米政府機関の一部閉鎖の影響
で米農務省(USDA)から主要な統計発表が見送られており、現状の把握が難しい状
況が続いている。
 通常であれば収穫が本格化に向かう時期であり、需給の緩和が見込まれることが重石
となるが、米中首脳会談で大豆を議題とした話し合いが行われる予定となっていること
で、中国向け大豆輸出増期待も根強い。USDA統計発表なく方向感を欠いている。米
商品先物取引委員会(CFTC)から建玉明細の発表がなく、大口投機家のポジション
の把握が出来ないことは仕掛け難い要因。
 シカゴ大豆11月限は、1020セントを下値支持線にしての高下となるか。ただ
1030セント超えとなると、買い戻しが膨らみ、テクニカル主導で1030セント台
後半まで上昇余地が生まれる。
 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
13日 ●スポーツの日、米国(コロンブスデー)、カナダ(感謝祭)
    中国貿易収支 2025年9月(税関総署)
14日 英雇用統計 2025年9月(国立統計局)
    独消費者物価指数 2025年9月確報(連邦統計庁)
    独景況感指数 2025年10月(ZEW)
       米週間穀物輸出検証高(USDA)
    米国産コーン・大豆作柄報告(USDA)
15日 中国消費者物価指数 2025年9月(国家統計局)
    中国生産者物価指数 2025年9月(国家統計局)
    ユーロ圏鉱工業生産 2025年8月(EUROSTAT)
16日 米消費者物価指数 2025年9月(労働省)
    米製造業景況指数 2025年10月(ニューヨーク連銀)
    米地区連銀経済報告・ベージュブック(FRB)
17日 機械受注 2025年8月(内閣府)
    英貿易収支 2025年8月(国立統計局)
    英鉱工業生産指数 2025年8月(国立統計局)
    ユーロ圏貿易収支 2025年8月(EUROSTAT)
    米小売売上高 2025年9月(商務省)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米生産者物価指数 2025年9月(労働省)
    米製造業景況指数 2025年10月(フィラデルフィア連銀)
    米企業在庫 2025年8月(商務省)
18日 ユーロ圏消費者物価指数 2025年9月確報(EUROSTAT)
    米住宅着工・許可件数 2025年9月(商務省)
    米輸出入物価指数 2025年9月(労働省)
    米鉱工業生産・設備稼働率 2025年9月(FRB)
    対米証券投資 2025年8月(財務省)
    米週間穀物輸出成約高(USDA)
    建玉明細報告(CFTC)
※米政府機関閉鎖の影響で米経済指標の発表が延期になる可能性があります。

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