●論点解説穀物、コーン410セント水準でボトム確認か=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシ相場は、2日連続で底固く推移した。何か特段の新規材料が浮上した訳
ではないが、320セント水準での保ち合い相場から310円水準まで値下がりしたこ
とで、下げ過ぎ感が意識されている。ファンドが早めにショートカバーに動いており、
現状では410セント水準は安値限界と評価されていることが窺える。また、410セ
ント水準では農家の在庫売却の動きの鈍化も報告されている。農家が積極的には売りた
がらない価格水準との評価が、短期底入れ感を強めている。
 一方、大豆は米中関係の行方に注目しているが、先行き不透明感が強い。中国が
12月〜来年1月分の在庫手当てが遅れているため、国家備蓄放出か米国産の購入が必
要といった報道もあるが、あくまでも米中間での貿易協議の進展の有無に強く依存する
展開になる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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