国内市場は上昇へ。2026年3月限で300〜500円高程度を想定する。海外原 油が反発したことや、その後の時間外取引でもしっかりと推移していることが国内市場 を押し上げるだろう。円相場は1ドル=151円後半で円安・ドル高推移していること も支援要因。 海外原油の下げは一服しているが、戻りは引き続き鈍い。11月1日に米国が 100%の対中追加関税を発動すれば米中貿易戦争はより激化する見通しで、世界的な 景気悪化や需要下振れ懸念が根強い。トランプ米大統領は、習主席との会談が実現しな い可能性があると述べた。関税を引き上げる米国と、レアアースの輸出規制を強化する 中国の衝突が緩和する兆しは今のところなく、原油価格の戻りは重そうだ。新たな米ロ 首脳会談の実施に向けて、首脳会談の有無に関する報道が錯綜していることも市場参加 者を惑わせており、積極的に仕掛けるのは賢明ではないと思われる。 時間外取引でニューヨーク原油12月限は前日比0.35ドル高の57.59ドルで 取引されている。本日これまでのレンジは57.53〜57.64ドル。 <今日の予定> ◆ 日本 ◆ 【経済】08:50 貿易収支 2025年9月速報(財務省) 【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟) 【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁) ◆ イギリス ◆ 【経済】15:00 消費者物価指数 2025年9月(国立統計局) 【経済】15:00 小売物価指数 2025年9月(国立統計局) 【経済】15:00 生産者物価指数 2025年9月(国立統計局) ◆ 南アフリカ ◆ 【経済】17:00 消費者物価指数 2025年9月(南アフリカ統計局) ◆ アメリカ ◆ 【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA) 【工業】23:30 週間石油統計(EIA) ※米政府機関閉鎖の影響で米経済統計の発表は延期になる可能性があります。 MINKABU PRESS
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