金・銀午前=金が続落、NY安を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 金が続落。ニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、買い戻されて下
げ一服となる場面も見られたが、ドル建て現物相場の戻りを売られたことを受けて軟調
となった。銀は夜間取引で先限が上昇した。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が145円安〜6円高、金ミニが
93.0円安〜87.0円高、ゴールドスポットが639円高、銀が0.6円高。
 午前11時2分現在の出来高は、金が1万8206枚、金ミニが1万6723枚、ゴ
ールドスポットが1779枚、銀が1枚。
【NY金は米利下げ観測後退が圧迫】
 金は米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退が圧迫要因になった。ジェファー
ソン米FRB副議長は、FRBの政策金利は景気を刺激もせず冷やしもしない「中立水
準」に近づいているため、追加利下げは「ゆっくりとした」ペースで進めていかなけれ
ばならないと述べた。一方、ウォラー米FRB理事は、労働市場の弱さと金融引き締め
が低・中所得層の消費者に打撃を与えているとして、12月の連邦公開市場委員会(F
OMC)では追加利下げを実施すべきだとの見解を改めて示した。CMEのフェドウォ
ッチで、12月利下げの確率は42.9%(前日44.4%)となった。
 金先限は夜間取引で2万0378円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因になっ
た。円相場は1ドル=155円台前半の円安に振れた。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、米連邦準備理事会(FR
B)の利下げ観測後退を受けて売り優勢となった。アジア市場では、朝方の4050ド
ル台から、売り優勢となった。
 午前11時現在、4025.44ドルで推移、銀は4982セントで推移。前営業日
の大引け時点は金が4067.32ドル、銀が5072セント。

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