東京株式(前引け)=大幅続落で5万円台割れ、長期金利上昇などを警戒

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 18日前引けの日経平均株価は前営業日比891円35銭安の4万9432円56銭と大幅続落。前場のプライム市場の売買高概算は10億8928万株、売買代金概算は2兆7976億円。値上がり銘柄数は332、対して値下がり銘柄数は1211、変わらずは69銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は主力ハイテク株をはじめ広範囲に売りが広がった。日経平均は大幅続落となり、一時下げ幅は1200円を超え、その後は下げ渋ったものの前引け時点で900円近い下げで5万円大台を大きく下回っている。前日の米国株市場ではハイテク株を中心にリスクオフの地合いだったことから、これを引き継ぐ格好となった。ここ国内10年債利回りが急ピッチの上昇を示しており、金利上昇を警戒する形で買いが手控えられている。値下がり銘柄数はプライム市場全体の75%を占めている。

 個別では前日に続き売買代金トップとなっているキオクシアホールディングス<285A.T>が安く、ソフトバンクグループ<9984>、フジクラ<5803>などの下げも目立つ。レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>が売られ、三井海洋開発<6269>、日立製作所<6501>なども下落した。Link-Uグループ<4446>、グローバル・リンク・マネジメント<3486>が急落、JX金属<5016>も大きく下値を探る展開に。半面、ここ大きく売り込まれていたサンリオ<8136>が底堅さを発揮、住友ファーマ<4506>は連日の上値追い。荏原<6361>も堅調。ラックランド<9612>が急騰、ニチコン<6996>、第一稀元素化学工業<4082>、アルゴグラフィックス<7595>も値を飛ばした。

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