金・銀市況=金は続伸、現物相場が下値堅く推移・円ジリ安で堅調に推移

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/12          2026/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         20,638   +286    20,997  +166  : 4,068.38   -24.26
銀          250.8    0.0     251.0 +13.0  : 5,120.00   -24.00
プラチナ     7,664   +145     7,320  +130  : 1,556.10   +10.00
パラジウム   7,000      0     7,000     0  : 1,392.84   -21.21
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    157.66   +2.28  ユーロ・ドル相場   1.1518  -0.0068
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【市況】
 金は続伸。ニューヨーク高や円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て
現物相場の上げ一服に上値を抑えられたが、先限は正午前に100円超の上昇。午後に
なり、伸び悩んだが、ドル建て現物相場が下値堅く推移、円ジリ安から堅調に推移し、
160円超の上昇で引けた。
 銀は6月限と先限が上昇。先限は13円高の暴騰。その他は出来ずも帳入値は変わら
ず〜3円高。
 前営業日比は、金標準、金ミニが110〜286円高、ゴールドスポットが89円
高、銀が変わらず〜13.0円高。
 推定出来高は、金が2万9420枚、金ミニが2万3194枚、ゴールドスポットが
1859枚、銀が4枚。
【金は続伸、12月の米追加利下げ見送りを織り込みか】
 金先限は続伸。夜間取引で2万1154円まで上昇。夜間取引の後半から売り優勢と
なり、一時、マイナスサイドに軟化。2万0779円で下げ止まった後、再上昇となっ
た。日中取引で2万0827円まで再度、小安くなったが、マイナスサイドでの取引は
続かず、再浮上。後半から終盤も堅調に推移した。
 午前中、ニューヨーク金時間外取引の反落で軟化する場面があったが、崩れることな
く切り返した。日本時間の午前4時に米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が公
表され、12月のFOMCでは追加利下げ見送りが適切との意見が優勢との内容であっ
た。ドル高となり、金は売られやすい環境だ。ドル建て現物相場は東京時間の午前中に
下落し、4050ドル割れ場面があった。ただ米国景気に対する不安から金を押し目買
いの動きが強く、12月の米追加利下げ見送りの弱材料は、かなり織り込みか。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、下値堅く推移。きのうの海外市場は、米労働市場の減速の
見方が支援要因になったが、ニューヨーク市場のドル高を受けて上げ一服となった。ア
ジア市場は、押し目を買われ、4109ドル台まで上昇したのち、上げ一服となった。
午前中に4043ドル台まで反落したが、午後になり、下値を切り上げた。ドル高が圧
迫要因となり、4083ドル台で戻りを抑えられた後、4060ドル台でもみあい。
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