●レビュー金、利下げ期待で押し目買い＝マーケットエッジ

　２１日のニューヨーク金先物相場は、前日比１９．５０ドル高の４０７９．５０ド
ル。ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁のハト派発言を手掛りに、買い優勢の展開にな
った。近いうちの利下げが妥当との認識が示されたことで、１２月利下げ期待の排除は
時期尚早との見方が強まった。米金融当局者の発言が割れていること、米金利・ドルの
値動きの鈍さから大きな値動きには発展しなかったが、底固く推移した。
　２４日のニューヨーク金先物相場は、前日比１４．７０ドル高の４０９４．２０ド
ル。ウォラー米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）理事が１２月利下げに支持を表明してい
る。この発言を受けて利下げ期待の強化から米長短金利が低下し、つれて金相場は底固
く推移した。ドルの値動きは限定的だったが、２１日に続いて利下げ見通しの織り込み
が優勢になり、一時４１００ドル台を回復する展開になった。
（マーケットエッジ・小菅　努）

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