NY時間の終盤に入ってドル円は156円台前半での取引となっている。きょうのNY為替市場はドル安が優勢となり、ドル円も一時155円台に下落。市場では利下げ期待が復活しており、短期金融市場では90%の確率で利下げが織り込まれている状況。 本日発表の米生産者物価指数(PPI)や消費者信頼感指数も利下げ期待を後押しした。米PPIは、FRBが重要視するコアPCE価格指数の算出に使用される部分が、その期待を後押しする内容だったほか、米消費者信頼感指数も弱い内容だった。また、ハセット米国家経済会議(NEC)委員長が次期FRB議長の最有力候補と伝わったこともドルを圧迫。 日本の財政不安も燻る中、円は短期的に軟調な局面が続くとの見方は根強い。ただ、来年にかけてドル円の下げを見込む声も少なくないようだ。米大手証券のストラテジストによると、米景気減速の兆しが強まる中、FRBが連続利下げに踏み切れば、今後数カ月でドル円は約10%下落する可能性があると指摘していた。現在のドル円は適正水準から乖離しており、関係が戻れば米金利低下を背景に来年第1四半期にドル円は下落すると予想している。また、日本の財政政策は特段拡張的ではないとも言及している。 半面、来年後半に米景気が回復して円キャリー取引の需要が戻れば、円は再び下落圧力が強まる可能性はあると指摘。ドル円は来年第1四半期に140円程度まで下落し、その後、来年末には147円前後に戻るとのシナリオを描いているようだ。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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