LME市況=全面高、米利下げ観測を受けて買い優勢に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,865.49  +   23.44     2,893.00  +   25.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅        11,321.10  +   87.41    11,252.00  +   63.00
    ニッケル      14,726.06  +   93.83    14,928.00  +   99.00
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 アルミ3カ月物は続伸。2877.50ドルで小高く取引を開始。前週末の米株高を
受けアジア株が堅調に推移が手掛かりとなり、2880ドル台後半まで値を切り上げた
後、しばらく2873ドルを支持線としてもちあった後、欧州の時間帯に軟化し、一時
2866ドルまで値を落とした。米国の時間帯には米利下げ観測を受けて値位置を切り
上げ、2884ドルを支持線とする高もちあいに転じた。終盤は2892ドルを挟んで
堅調に推移し、2896ドルの高値を記録した後も高値のもちあい圏を維持したまま引
けを迎えた。
 銅3カ月物は続伸。1万1220ドルで堅調で取引を開始。前週末の米株高や米国の
利下げ期待を受けたアジア株高が手掛かりとなって値を伸ばし1万1294ドルまで浮
上。その後、上値警戒感や利益確定のための転売が優勢となり、値を落としたが、1万
2000ドル台を維持した。欧州時間は更に値位置を落として一時1万1160ドルの
安値を付けた。米国の時間帯を迎えると米利下げ観測を受けて地合いを引き締めて1万
1334ドルに達して高値を更新。高値では転売が膨らんで値位置を落としたものの、
1万1200ドル割れはなく、堅調となった。
 ニッケル3カ月物は反発。1万4850ドルで取引を開始。アジア株高が手掛かりと
なって1万4975ドルの高値まで浮上した後は転売に値を押されて1万4810ドル
の安値まで軟化した。安値で買い拾われた後は1万4900ドル台を回復。その後は
1万4900ドルを割り込むと買い戻される底堅い動きとなり、プラスサイドを維持し
て終えた。
今日の材料
・1日のアジア太平洋株式市場はまちまち。
・中国上海総合指数は続伸、25.41ポイント高の3914.01ポイント。
・欧州株は下落。防衛関連の軟調さが重しとなった。エアバスはA320型機のソフト
 ウエアの不具合や、同機の胴体パネルに関する品質問題報道を受けて下落。資本財
 金融サービスが下げを主導。独DAX指数が1.04%低下となり、下げが目立った。
・11月のISM製造業景気指数 結果 48.2 予想 49.0 前回 48.7
・ドルは下落。ドル円は一時1ドル=154円台半ばまで下落。安値を離れ、155円台半
 ばでニューヨーク時間の大方の取引を終えた。ユーロドルは1ユーロ=1.1652ドル
 まで上昇し、11月13日の高値1.1656ドルに接近した。
・米国株は反落。ニューヨークダウが427.09ドル安。ナスダックス指数が89.77ポイ
 ント安(0.38%の低下)。
・ニューヨーク貴金属は金、銀が続伸もPGM系貴金属は反落。ニューヨーク原油は
 反発。
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