原油反発。米主要株価指数の反発などで。76.67ドル/バレル近辺で推移。
金反発。米10年債利回りの低下などで。1,805.60ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。21年09月限は13,380元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。21年08月限は474.1元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで696.7ドル(前日比1.1ドル拡大)、円建てで2,485円(前日比5円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(7月6日 17時58分頃 先限)
金 6,433円/g 白金 3,948円/g
ゴム 223.6円/kg とうもろこし 35,950円/t
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「パンデミック化から1年4カ月間で「ほぼ全部高」」
前回は、「危機時にニンジン(期待)を生み出すのは、人類の特技」として、新型コロナがパンデミック化した昨年3月から先週までの1年4カ月間の市場環境を振り返りました。
今回は、「パンデミック化から1年4カ月間で「ほぼ全部高」」として、新型コロナがパンデミック化した昨年3月から先週までの1年4カ月間の、各種市場の値動きを振り返ります。
筆者が日ごろから注目している56銘柄の騰落率を確認してみます。56銘柄とは、貴金属4銘柄、その他金属等11、エネルギー2、穀物関連5、農畜産物11、主要国の株価指数10、通貨8、暗号資産3、その他2です。
2020年3月2日の終値と2021年7月2日の終値で計算すると、上昇銘柄数が全体の93%にあたる52銘柄、下落銘柄数が7%にあたる4銘柄でした。
下落した4銘柄はドル/スイス(▲4.0%)、ドル指数(▲5.3%)、ドル/カナダドル(▲7.5%)、そしてカカオ(▲12.9%)でした。米国の金融緩和の影響がいかに大きいかがうかがえます。カカオは「バイデン・ワクチン相場」が始まった昨年11月に急騰しましたが、その後、反動で大きく下落しました。
上昇で最も目立ったのはやはり暗号資産でした。イーサリアムが+795.8%、ビットコインが+270.5%、リップルが+165.3%と驚異的な上昇となりました。いずれも今年春のピーク時はさらなる高値がありました。
暗号資産と同等の上昇を演じたのは、バルチック海運指数(+509.5%)、鉄鉱石(+161.7%)、温室効果ガス排出権(+143.8%)などの物流・鉄鋼・環境関連の銘柄でした。次いで、大豆油(+119.5%)の上昇、上昇率50%以上の銘柄には、トウモロコシ、銀、大豆、原油、銅、菜種、木材などが名を連ねました。
以下のグラフは、56銘柄の代表例として抽出した19銘柄の騰落率です。次回以降、この間に61%の上昇を演じた、原油市場を取り巻く環境について、書きます。
図:主要銘柄の騰落率(56銘柄中19銘柄を抽出) 2020年3月2日~2021年7月2日
出所:ブルームバーグのデータをもとに筆者作成
金反発。米10年債利回りの低下などで。1,805.60ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。21年09月限は13,380元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。21年08月限は474.1元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで696.7ドル(前日比1.1ドル拡大)、円建てで2,485円(前日比5円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(7月6日 17時58分頃 先限)
金 6,433円/g 白金 3,948円/g
ゴム 223.6円/kg とうもろこし 35,950円/t
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「パンデミック化から1年4カ月間で「ほぼ全部高」」
前回は、「危機時にニンジン(期待)を生み出すのは、人類の特技」として、新型コロナがパンデミック化した昨年3月から先週までの1年4カ月間の市場環境を振り返りました。
今回は、「パンデミック化から1年4カ月間で「ほぼ全部高」」として、新型コロナがパンデミック化した昨年3月から先週までの1年4カ月間の、各種市場の値動きを振り返ります。
筆者が日ごろから注目している56銘柄の騰落率を確認してみます。56銘柄とは、貴金属4銘柄、その他金属等11、エネルギー2、穀物関連5、農畜産物11、主要国の株価指数10、通貨8、暗号資産3、その他2です。
2020年3月2日の終値と2021年7月2日の終値で計算すると、上昇銘柄数が全体の93%にあたる52銘柄、下落銘柄数が7%にあたる4銘柄でした。
下落した4銘柄はドル/スイス(▲4.0%)、ドル指数(▲5.3%)、ドル/カナダドル(▲7.5%)、そしてカカオ(▲12.9%)でした。米国の金融緩和の影響がいかに大きいかがうかがえます。カカオは「バイデン・ワクチン相場」が始まった昨年11月に急騰しましたが、その後、反動で大きく下落しました。
上昇で最も目立ったのはやはり暗号資産でした。イーサリアムが+795.8%、ビットコインが+270.5%、リップルが+165.3%と驚異的な上昇となりました。いずれも今年春のピーク時はさらなる高値がありました。
暗号資産と同等の上昇を演じたのは、バルチック海運指数(+509.5%)、鉄鉱石(+161.7%)、温室効果ガス排出権(+143.8%)などの物流・鉄鋼・環境関連の銘柄でした。次いで、大豆油(+119.5%)の上昇、上昇率50%以上の銘柄には、トウモロコシ、銀、大豆、原油、銅、菜種、木材などが名を連ねました。
以下のグラフは、56銘柄の代表例として抽出した19銘柄の騰落率です。次回以降、この間に61%の上昇を演じた、原油市場を取り巻く環境について、書きます。
図:主要銘柄の騰落率(56銘柄中19銘柄を抽出) 2020年3月2日~2021年7月2日
出所:ブルームバーグのデータをもとに筆者作成