原油反発。中東情勢の緊迫化などで。74.06ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。3,381.90ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。25年09月限は13,950元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。25年08月限は574.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2092.1ドル(前日比29.10ドル縮小)、円建てで10,328円(前日比53円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(6月23日 18時16分時点 6番限)
金 16,108円/g
白金 5,780円/g
ゴム 301.4円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 2,124円/mmBtu(25年9月限 6月23日17時58分時点)
●NY原油先物 日足 単位:ドル/バレル

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「急反発する原油相場」
前回は、「長期視点では、金・原油ともに高止まりか」として、2010年ごろ以降の世界分断と高インフレ(長期視点)の背景を確認しました。
今回は、「急反発する原油相場」として、NY原油先物(期近)日足終値を確認します。
中東情勢が一段と緊迫化しています。イスラエルとイランが交戦中にある中、米国がイランの核施設を攻撃しました。そしてイランは即座に、同国の国会で「ホルムズ海峡封鎖」を承認しました。今回から数回にわたり、直近の原油相場の値動きと中東情勢、ホルムズ海峡の概要などに触れ、最後に今後の原油相場を展望します。
足元の原油相場の反発は、中東情勢の悪化→原油の主要生産地域における供給減少懸念浮上、および1970年代後半の急騰劇を想起→世界全体の原油需給がひっ迫することへの強い懸念浮上、という連想により起きていると、考えられます。
以下のグラフのとおり、2025年の前半はトランプ関税ショックやOPECプラス※の自主減産の縮小(限定的な増産)の影響で反落する場面がありましたが、6月の半ば以降、中東情勢の緊迫化を受けて急反発しています。
※OPECプラスとは、以下のとおりOPEC(石油輸出国機構)に加盟する12カ国と、非加盟の11カ国の合計23カ国で構成される産油国のグループ。原油市場への影響力の大きさの目安になり得る「原油生産シェア」は、23カ国合計でおよそ58%(2025年4月時点)。
図:NY原油先物(期近)日足終値 単位:ドル/バレル

出所:Investing.comのデータをもとに筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。3,381.90ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。25年09月限は13,950元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。25年08月限は574.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2092.1ドル(前日比29.10ドル縮小)、円建てで10,328円(前日比53円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(6月23日 18時16分時点 6番限)
金 16,108円/g
白金 5,780円/g
ゴム 301.4円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 2,124円/mmBtu(25年9月限 6月23日17時58分時点)
●NY原油先物 日足 単位:ドル/バレル

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「急反発する原油相場」
前回は、「長期視点では、金・原油ともに高止まりか」として、2010年ごろ以降の世界分断と高インフレ(長期視点)の背景を確認しました。
今回は、「急反発する原油相場」として、NY原油先物(期近)日足終値を確認します。
中東情勢が一段と緊迫化しています。イスラエルとイランが交戦中にある中、米国がイランの核施設を攻撃しました。そしてイランは即座に、同国の国会で「ホルムズ海峡封鎖」を承認しました。今回から数回にわたり、直近の原油相場の値動きと中東情勢、ホルムズ海峡の概要などに触れ、最後に今後の原油相場を展望します。
足元の原油相場の反発は、中東情勢の悪化→原油の主要生産地域における供給減少懸念浮上、および1970年代後半の急騰劇を想起→世界全体の原油需給がひっ迫することへの強い懸念浮上、という連想により起きていると、考えられます。
以下のグラフのとおり、2025年の前半はトランプ関税ショックやOPECプラス※の自主減産の縮小(限定的な増産)の影響で反落する場面がありましたが、6月の半ば以降、中東情勢の緊迫化を受けて急反発しています。
※OPECプラスとは、以下のとおりOPEC(石油輸出国機構)に加盟する12カ国と、非加盟の11カ国の合計23カ国で構成される産油国のグループ。原油市場への影響力の大きさの目安になり得る「原油生産シェア」は、23カ国合計でおよそ58%(2025年4月時点)。
図:NY原油先物(期近)日足終値 単位:ドル/バレル

出所:Investing.comのデータをもとに筆者作成