原油反発。米主要株価指数の反発などで。71.39ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。1,802.55ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。22年01月限は13,775元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。21年11月限は467.3元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで872.1ドル(前日比3.7ドル拡大)、円建てで3,061円(前日比35円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(9月15日 18時43分頃 先限)
金 6,326円/g 白金 3,265円/g
ゴム 203.8円/kg とうもろこし 33,930円/t
●NY銀先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「20年の節目 世界で起きた変化を振り返る」
前回は、「20年の節目 過去の常識を捨てなければならい」として、米国で発生した同時多発テロ後20年間の、コモディティ(商品)と株価指数の値動きに注目しました。
今回は、「20年の節目 世界で起きた変化を振り返る」として、米国で発生した同時多発テロ後20年間に発生した、世界全体における様々な変化について、書きます。
例えば、この20年間で起きた大きな変化を挙げると、以下のようになるでしょう。市場はこれらを飲み込みながら、推移してきたわけです。
この20年間に起きた変化を考えた時、筆者の頭にある問いが浮かびました。こんなにも多くのことが起き、こんなにも世の中が変化する中で、「定石」「定説」「常識」が変わらないことなど、あるのだろうか? 20年前の常識を今、そのまま用いることが有効か? という問いです。
価格の上昇は、「景気がよい」「需要が旺盛である」ことを示す。このことは、経済学的には「常識」であるわけですが、この20年の間、景気が悪くても、需要が落ち込んでも、価格が上昇する場面を、筆者は何度も見てきました。
価格上昇が、必ずしも人類が(特に市場関係者が)期待する、景気の良さや需要の旺盛さを示さない事例が増えたのは、この20年間に、上記のような多数の大規模な変化が絶え間なく起き、市場を含む世の中全体を取り巻く環境が変化したからだと、筆者はみています。
心の奥底で「よりどころ」「すがるもの」を欲する人という生き物が持つ、「期待の前借り」の特性が、特に近年、市場に反映していると思えてなりません。
価格が足元の実態と激しく乖離(かいり)している今こそ、20年間の変化を直視した上で、「投資脳」を一度再構築し、市場分析にあたることが、必要だと考えます。
こうした取り組みは、多少の煩雑さを伴うものですが、20年間の激動と言える変化を経て市場が「複雑化」してきたことを考えれば、市場関係者や投資家も、そうした市場の変化に合わせて、考え方を変えていかなければならないでしょう。
図:この20年間で起きた大きな変化(例)
出所:筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。1,802.55ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。22年01月限は13,775元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。21年11月限は467.3元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで872.1ドル(前日比3.7ドル拡大)、円建てで3,061円(前日比35円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(9月15日 18時43分頃 先限)
金 6,326円/g 白金 3,265円/g
ゴム 203.8円/kg とうもろこし 33,930円/t
●NY銀先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「20年の節目 世界で起きた変化を振り返る」
前回は、「20年の節目 過去の常識を捨てなければならい」として、米国で発生した同時多発テロ後20年間の、コモディティ(商品)と株価指数の値動きに注目しました。
今回は、「20年の節目 世界で起きた変化を振り返る」として、米国で発生した同時多発テロ後20年間に発生した、世界全体における様々な変化について、書きます。
例えば、この20年間で起きた大きな変化を挙げると、以下のようになるでしょう。市場はこれらを飲み込みながら、推移してきたわけです。
この20年間に起きた変化を考えた時、筆者の頭にある問いが浮かびました。こんなにも多くのことが起き、こんなにも世の中が変化する中で、「定石」「定説」「常識」が変わらないことなど、あるのだろうか? 20年前の常識を今、そのまま用いることが有効か? という問いです。
価格の上昇は、「景気がよい」「需要が旺盛である」ことを示す。このことは、経済学的には「常識」であるわけですが、この20年の間、景気が悪くても、需要が落ち込んでも、価格が上昇する場面を、筆者は何度も見てきました。
価格上昇が、必ずしも人類が(特に市場関係者が)期待する、景気の良さや需要の旺盛さを示さない事例が増えたのは、この20年間に、上記のような多数の大規模な変化が絶え間なく起き、市場を含む世の中全体を取り巻く環境が変化したからだと、筆者はみています。
心の奥底で「よりどころ」「すがるもの」を欲する人という生き物が持つ、「期待の前借り」の特性が、特に近年、市場に反映していると思えてなりません。
価格が足元の実態と激しく乖離(かいり)している今こそ、20年間の変化を直視した上で、「投資脳」を一度再構築し、市場分析にあたることが、必要だと考えます。
こうした取り組みは、多少の煩雑さを伴うものですが、20年間の激動と言える変化を経て市場が「複雑化」してきたことを考えれば、市場関係者や投資家も、そうした市場の変化に合わせて、考え方を変えていかなければならないでしょう。
図:この20年間で起きた大きな変化(例)
出所:筆者作成