原油反落。米主要株価指数の反落などで。58.12ドル/バレル近辺で推移。
金反発。米10年債利回りの反落などで。4,146.97ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。26年01月限は14,845元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。25年11月限は448.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2461.82ドル(前日比20.62ドル拡大)、円建てで12,631円(前日比35円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(10月14日 18時30分時点 6番限)
金 20,540円/g
白金 7,909円/g
ゴム 312.0円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NY金先物 月足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「4,000ドルと2万円は2年前の2倍以上」
前回は、「次期首相は真の物価高対策に着手できるか?」として、日本の原油輸入単価・ドバイ原油(2000年を100)およびドル円相場を、確認しました。
今回は、「4,000ドルと2万円は2年前の2倍以上」として、NY金先物、大阪金先物の価格推移(2023年10月2日を100)を、確認します。
2025年10月の2週目に、ニューヨークの金先物価格(中心限月)は、1トロイオンスあたり4,000ドル台に到達しました。ほとんど同じタイミングで大阪の金先物価格(中心限月)は、1グラム当たり2万円台に到達しました。
こうした大台は、ニューヨーク、大阪ともに2年前の2倍以上の水準です。足元、米国の金利引き下げ観測、ウクライナ・中東情勢や米国の政府機関の閉鎖への懸念、米国の中央銀行に当たる米連邦準備制度理事会(FRB)に関する不安など、さまざまな要因が重なっていることが、大台到達のきっかけとなったと報じられています。
さまざまな要因の中で、最も大きい上昇圧力を発生させた要因は、図の左側に示したとおり、2023年12月に、FRBが議論の方針を利上げから利下げに転換したことだと、筆者はみています。利下げは、米ドルの保有妙味を低下させ、相対的に金(ゴールド)の保有妙味を大きくする要因です。
それまでの数年間、FRBは利上げの方針を維持していました。このことにより、ウクライナ戦争が激化して有事(伝統的)ムードが拡大したタイミングでも、ニューヨーク金先物の価格が下落する場面がありました。「ドル高・ドル建て金(ゴールド)安」の構図が存在したためです。
金(ゴールド)相場にとって重要なことは、FRBが利上げや利下げを実施することではなく、FRBの方針が利上げ・利下げのどちらであるかです。その意味で、利下げムードを醸成しているトランプ大統領の姿勢も、ニューヨークの先物などのドル建て金(ゴールド)に上昇圧力をかけていると言えます。
図:NY金先物、大阪金先物の価格推移(2023年10月2日を100)

出所:マーケットスピードIIおよびInvesting.comのデータを基に筆者作成
金反発。米10年債利回りの反落などで。4,146.97ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。26年01月限は14,845元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。25年11月限は448.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2461.82ドル(前日比20.62ドル拡大)、円建てで12,631円(前日比35円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(10月14日 18時30分時点 6番限)
金 20,540円/g
白金 7,909円/g
ゴム 312.0円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NY金先物 月足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「4,000ドルと2万円は2年前の2倍以上」
前回は、「次期首相は真の物価高対策に着手できるか?」として、日本の原油輸入単価・ドバイ原油(2000年を100)およびドル円相場を、確認しました。
今回は、「4,000ドルと2万円は2年前の2倍以上」として、NY金先物、大阪金先物の価格推移(2023年10月2日を100)を、確認します。
2025年10月の2週目に、ニューヨークの金先物価格(中心限月)は、1トロイオンスあたり4,000ドル台に到達しました。ほとんど同じタイミングで大阪の金先物価格(中心限月)は、1グラム当たり2万円台に到達しました。
こうした大台は、ニューヨーク、大阪ともに2年前の2倍以上の水準です。足元、米国の金利引き下げ観測、ウクライナ・中東情勢や米国の政府機関の閉鎖への懸念、米国の中央銀行に当たる米連邦準備制度理事会(FRB)に関する不安など、さまざまな要因が重なっていることが、大台到達のきっかけとなったと報じられています。
さまざまな要因の中で、最も大きい上昇圧力を発生させた要因は、図の左側に示したとおり、2023年12月に、FRBが議論の方針を利上げから利下げに転換したことだと、筆者はみています。利下げは、米ドルの保有妙味を低下させ、相対的に金(ゴールド)の保有妙味を大きくする要因です。
それまでの数年間、FRBは利上げの方針を維持していました。このことにより、ウクライナ戦争が激化して有事(伝統的)ムードが拡大したタイミングでも、ニューヨーク金先物の価格が下落する場面がありました。「ドル高・ドル建て金(ゴールド)安」の構図が存在したためです。
金(ゴールド)相場にとって重要なことは、FRBが利上げや利下げを実施することではなく、FRBの方針が利上げ・利下げのどちらであるかです。その意味で、利下げムードを醸成しているトランプ大統領の姿勢も、ニューヨークの先物などのドル建て金(ゴールド)に上昇圧力をかけていると言えます。
図:NY金先物、大阪金先物の価格推移(2023年10月2日を100)

出所:マーケットスピードIIおよびInvesting.comのデータを基に筆者作成