原油反発。米国の主要株価指数の反発などで。82.14ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。1,780.80ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。22年01月限は15,255元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。21年12月限は530.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで724.3ドル(前日比3.1ドル縮小)、円建てで2,666円(前日比1円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(10月19日 17時2分頃 6番限)
金 6,519円/g 白金 3,853円/g
ゴム 232.4円/kg とうもろこし(まだ出来ず)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「身近な品目、相次ぐ秋の値上げ」
前回は、「『第三次オイルショック』は絵空事ではない」として、足元のOPECプラスの動向を鑑み、第三次オイルショックが発生する可能性があるかどうかについて、考えました。
今回は、「身近な品目、相次ぐ秋の値上げ」として、今月になって宣言された、さまざまな品目の値上げについて述べます。
2021年10月、秋の深まりと同時に、私たちに身近なたくさんの品目の値上げが宣言されました。以下の通り、スーパーマーケットに陳列されている食品のほか、ガスや電気料金、文房具まで、値上がりすることとなりました。
大手関連企業がこぞって値上げに踏み切りました。図中以外にも、豆腐やパスタ、包装材料などの値上げも、宣言されています。食用油については、今年4月を皮切りに4回目の値上げです。値上げの主な要因は、各種品目の原材料価格の上昇です。
日本は人々の生活に身近な品目の原材料の多くを、輸入に頼っています。エネルギーはほとんど、食品関連では半分以上、その他、天然ゴムや木材では6割以上を輸入に依存しています。
日本の輸入依存率は品目別で、鉄鉱石、綿花、飼料用トウモロコシ、天然ゴムが100%、原油99.7%、石炭99.3%、液化天然ガス(LNG)97.5%、大豆93.0%、小麦86.0%、木材68.5%、砂糖類68.0%、肉類48.0%、米4.0%などとなっています。(2018年前後 日本海事センターの情報より)
「原材料輸入大国」とも言える日本は今、各種コモディティ(商品)の国際価格が上昇し、原材料高にあえいでいます。この各種コモディティの国際価格の上昇による原材料高が、私たちに身近な品目の値上げの主因になっているわけです。
次回以降、各種コモディティ価格の上昇が、どのような経路をたどり、わたしたちに身近な品目の価格を上昇させているのか、そして今後の展望などについて書きます。
図:直近で値上げが宣言された品目(筆者調べ)
出所:各種メディアの情報をもとに筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。1,780.80ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。22年01月限は15,255元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。21年12月限は530.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで724.3ドル(前日比3.1ドル縮小)、円建てで2,666円(前日比1円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(10月19日 17時2分頃 6番限)
金 6,519円/g 白金 3,853円/g
ゴム 232.4円/kg とうもろこし(まだ出来ず)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「身近な品目、相次ぐ秋の値上げ」
前回は、「『第三次オイルショック』は絵空事ではない」として、足元のOPECプラスの動向を鑑み、第三次オイルショックが発生する可能性があるかどうかについて、考えました。
今回は、「身近な品目、相次ぐ秋の値上げ」として、今月になって宣言された、さまざまな品目の値上げについて述べます。
2021年10月、秋の深まりと同時に、私たちに身近なたくさんの品目の値上げが宣言されました。以下の通り、スーパーマーケットに陳列されている食品のほか、ガスや電気料金、文房具まで、値上がりすることとなりました。
大手関連企業がこぞって値上げに踏み切りました。図中以外にも、豆腐やパスタ、包装材料などの値上げも、宣言されています。食用油については、今年4月を皮切りに4回目の値上げです。値上げの主な要因は、各種品目の原材料価格の上昇です。
日本は人々の生活に身近な品目の原材料の多くを、輸入に頼っています。エネルギーはほとんど、食品関連では半分以上、その他、天然ゴムや木材では6割以上を輸入に依存しています。
日本の輸入依存率は品目別で、鉄鉱石、綿花、飼料用トウモロコシ、天然ゴムが100%、原油99.7%、石炭99.3%、液化天然ガス(LNG)97.5%、大豆93.0%、小麦86.0%、木材68.5%、砂糖類68.0%、肉類48.0%、米4.0%などとなっています。(2018年前後 日本海事センターの情報より)
「原材料輸入大国」とも言える日本は今、各種コモディティ(商品)の国際価格が上昇し、原材料高にあえいでいます。この各種コモディティの国際価格の上昇による原材料高が、私たちに身近な品目の値上げの主因になっているわけです。
次回以降、各種コモディティ価格の上昇が、どのような経路をたどり、わたしたちに身近な品目の価格を上昇させているのか、そして今後の展望などについて書きます。
図:直近で値上げが宣言された品目(筆者調べ)
出所:各種メディアの情報をもとに筆者作成