原油反発。米主要株価指数の反発などで。76.83ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。1,803.30ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。22年05月限は14,765元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年02月限は496.8元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで835.05ドル(前日比2.15ドル縮小)、円建てで3,087円(前日比6円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(12月30日 11時2分頃 6番限)
金 6,654円/g 白金 3,567円/g
ゴム 237.2円/kg とうもろこし 40,060円/t
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「2022年の原油相場は大きなレンジで推移か」
前回は、「黎明期の脱炭素は原油相場を押し上げる」として、2020年に本格化したばかりで、まだまだ黎明期・過渡期といえる「脱炭素」が、原油相場にどのような影響を与えているのか、筆者の考えを述べました。
今回は、「2022年の原油相場は大きなレンジで推移か」として、2022年の原油相場の年間高値と年間安値の具体的な値について、筆者の考えを述べます。
前回の「[Vol.1147] 黎明期の脱炭素は原油相場を押し上げる」で、「コロナ・脱炭素」3年目の2022年においても、2021年と同様、全体的な年平均ベースの上昇が発生する可能性があると述べました。原油も例に漏れず、年平均ベースで上昇すると考えます。
「脱炭素」起因の上昇要因を含んだ、2022年に発生することが想定される原油固有の上昇要因は「株価上昇」「脱炭素起因の上昇圧力」「石油在庫減少」「需要見通し引き上げ」、下落要因は「株価下落」「石油在庫増加」「需要見通し引き下げ」、などと考えます。
株価の下落と上昇が、原油相場の下落要因と上昇要因になり得る点については、「[Vol.1146] 株と原油は「一蓮托生」の関係」で述べました。また、週次で公表される石油在庫や、月次で公表・修正される需要見通しなども、下落と上昇、両方の要因になり得ます。ここに、「脱炭素」起因の上昇要因が加わるわけです。
このような構図が、2022年の原油相場の年平均ベースの上昇を支えると、筆者は考えています。「年平均ベース」で価格上昇、という条件を起点に、「[Vol.1142] 2022年の金(ゴールド)の予想レンジ」で述べた要領で、以下のグラフのとおり、2022年の原油相場の年間
高値と年間安値を推定しました。
高値が約120ドル(100ドル超もあり得る)、安値が約56ドルでした。非常に幅広いレンジの中で、2022年の原油相場が推移すると考えます。
2021年は、例年以上に、想定外の事象で価格が急変した年でした。値動きを解説し、分析をすることが難しい時間帯が続くことが想定されますが、2022年も、過去の常識にとらわれず、新しい視点から、コモディティ市場を分析していきたいと思います。
本年もどうもありがとうございました。来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
図:2022年のNY原油先物価格 年間高値・年間安値予想 単位:ドル/バレル
出所:ブルームバーグのデータより筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。1,803.30ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。22年05月限は14,765元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年02月限は496.8元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで835.05ドル(前日比2.15ドル縮小)、円建てで3,087円(前日比6円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(12月30日 11時2分頃 6番限)
金 6,654円/g 白金 3,567円/g
ゴム 237.2円/kg とうもろこし 40,060円/t
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「2022年の原油相場は大きなレンジで推移か」
前回は、「黎明期の脱炭素は原油相場を押し上げる」として、2020年に本格化したばかりで、まだまだ黎明期・過渡期といえる「脱炭素」が、原油相場にどのような影響を与えているのか、筆者の考えを述べました。
今回は、「2022年の原油相場は大きなレンジで推移か」として、2022年の原油相場の年間高値と年間安値の具体的な値について、筆者の考えを述べます。
前回の「[Vol.1147] 黎明期の脱炭素は原油相場を押し上げる」で、「コロナ・脱炭素」3年目の2022年においても、2021年と同様、全体的な年平均ベースの上昇が発生する可能性があると述べました。原油も例に漏れず、年平均ベースで上昇すると考えます。
「脱炭素」起因の上昇要因を含んだ、2022年に発生することが想定される原油固有の上昇要因は「株価上昇」「脱炭素起因の上昇圧力」「石油在庫減少」「需要見通し引き上げ」、下落要因は「株価下落」「石油在庫増加」「需要見通し引き下げ」、などと考えます。
株価の下落と上昇が、原油相場の下落要因と上昇要因になり得る点については、「[Vol.1146] 株と原油は「一蓮托生」の関係」で述べました。また、週次で公表される石油在庫や、月次で公表・修正される需要見通しなども、下落と上昇、両方の要因になり得ます。ここに、「脱炭素」起因の上昇要因が加わるわけです。
このような構図が、2022年の原油相場の年平均ベースの上昇を支えると、筆者は考えています。「年平均ベース」で価格上昇、という条件を起点に、「[Vol.1142] 2022年の金(ゴールド)の予想レンジ」で述べた要領で、以下のグラフのとおり、2022年の原油相場の年間
高値と年間安値を推定しました。
高値が約120ドル(100ドル超もあり得る)、安値が約56ドルでした。非常に幅広いレンジの中で、2022年の原油相場が推移すると考えます。
2021年は、例年以上に、想定外の事象で価格が急変した年でした。値動きを解説し、分析をすることが難しい時間帯が続くことが想定されますが、2022年も、過去の常識にとらわれず、新しい視点から、コモディティ市場を分析していきたいと思います。
本年もどうもありがとうございました。来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
図:2022年のNY原油先物価格 年間高値・年間安値予想 単位:ドル/バレル
出所:ブルームバーグのデータより筆者作成