原油反発。米主要株価指数の反発などで。81.83ドル/バレル近辺で推移。
金反発。米10年債利回りの反落などで。1,815.50ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。22年05月限は15,090元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年03月限は518.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで847.45ドル(前日比2.15ドル拡大)、円建てで3,141円(前日比8円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(1月12日 18時37分頃 6番限)
金 6,715円/g 白金 3,574円/g
ゴム 244.6円/kg とうもろこし 39,960円/t
●NY天然ガス先物(期近) 日足 単位:ドル/百万英国熱量単位
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「天然ガスと原子力は「お墨付き」を得た!?」
前回は、「大暴騰する欧州の天然ガス価格」として、欧州、日本(LNG)、米国の天然ガス価格の推移を確認しました。
今回は、「天然ガスと原子力は「お墨付き」を得た!?」として、欧州委員会が天然ガスと原子力を、「脱炭素」推進に資するエネルギーであるとの見方を示したことについて書きます。
前回述べたとおり、欧州の天然ガス価格を押し上げている要因の一つに、「脱炭素起因の需要増加観測」が挙げられます。
欧州では、燃焼時に排出される二酸化炭素の量が比較的多い石炭から、比較的少ないとされる天然ガスにシフトすることが、「脱炭素」を進める上で有用であるという考え方が、主流になりつつあります。
2022年1月1日、EU(欧州連合)の欧州委員会は、天然ガスと原子力を「脱炭素」推進に資するエネルギーであるとの見方を示しました。これにより欧州では、「脱炭素」をきっかけに、ますます、天然ガスの重要度が増す可能性が高まりました。
見方が示されたに過ぎないとはいえ、天然ガス、および、同時に指名された原子力は、環境配慮先進地域である欧州から、ある意味「お墨付き」をもらえるほど、注目されていると言えるでしょう。
自動車排ガス規制がそうであるように、環境配慮先進地域である欧州の動きは、世界全体の環境対応の先行指標になります。「脱炭素」を進めるにあたり、今回の天然ガスと原子力にお墨付きを与えた欧州の方針が、将来的に、世界の方針になる可能性があります。
欧州のルールにのっとらない場合、その企業や国が、政治や貿易などの関わりにおいて、欧州と疎遠になるリスクが生じます。今のところ、欧州と関わりを維持・強化することを望むのであれば、環境配慮先進地域のルールにのっとる必要があります。
図:欧州委員会は「天然ガス」「原子力」に注目
出所:筆者作成
金反発。米10年債利回りの反落などで。1,815.50ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。22年05月限は15,090元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年03月限は518.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで847.45ドル(前日比2.15ドル拡大)、円建てで3,141円(前日比8円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(1月12日 18時37分頃 6番限)
金 6,715円/g 白金 3,574円/g
ゴム 244.6円/kg とうもろこし 39,960円/t
●NY天然ガス先物(期近) 日足 単位:ドル/百万英国熱量単位
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「天然ガスと原子力は「お墨付き」を得た!?」
前回は、「大暴騰する欧州の天然ガス価格」として、欧州、日本(LNG)、米国の天然ガス価格の推移を確認しました。
今回は、「天然ガスと原子力は「お墨付き」を得た!?」として、欧州委員会が天然ガスと原子力を、「脱炭素」推進に資するエネルギーであるとの見方を示したことについて書きます。
前回述べたとおり、欧州の天然ガス価格を押し上げている要因の一つに、「脱炭素起因の需要増加観測」が挙げられます。
欧州では、燃焼時に排出される二酸化炭素の量が比較的多い石炭から、比較的少ないとされる天然ガスにシフトすることが、「脱炭素」を進める上で有用であるという考え方が、主流になりつつあります。
2022年1月1日、EU(欧州連合)の欧州委員会は、天然ガスと原子力を「脱炭素」推進に資するエネルギーであるとの見方を示しました。これにより欧州では、「脱炭素」をきっかけに、ますます、天然ガスの重要度が増す可能性が高まりました。
見方が示されたに過ぎないとはいえ、天然ガス、および、同時に指名された原子力は、環境配慮先進地域である欧州から、ある意味「お墨付き」をもらえるほど、注目されていると言えるでしょう。
自動車排ガス規制がそうであるように、環境配慮先進地域である欧州の動きは、世界全体の環境対応の先行指標になります。「脱炭素」を進めるにあたり、今回の天然ガスと原子力にお墨付きを与えた欧州の方針が、将来的に、世界の方針になる可能性があります。
欧州のルールにのっとらない場合、その企業や国が、政治や貿易などの関わりにおいて、欧州と疎遠になるリスクが生じます。今のところ、欧州と関わりを維持・強化することを望むのであれば、環境配慮先進地域のルールにのっとる必要があります。
図:欧州委員会は「天然ガス」「原子力」に注目
出所:筆者作成