原油反発。中東情勢の混迷などで。84.84ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。1,813.75ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。22年05月限は14,840元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年03月限は543.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで850.55ドル(前日比1.35ドル縮小)、円建てで3,134円(前日比4円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(1月18日 17時31分頃 6番限)
金 6,692円/g 白金 3,558円/g
ゴム 241.1円/kg とうもろこし 40,460円/t
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「身近な品物の価格が上昇している」
前回は、「日本のLNG価格は原油価格に連動」として、日本のLNG(液化天然ガス)価格と、原油価格の関係について書きました。
今回は、「身近な品物の価格が上昇している」として、日本の消費者物価指数(CPI)ついて書きます。
ポテトチップス、食用油、マヨネーズ、ドレッシング、トイレットペーパー、照明器具、トイレ、うどん、牛丼、衣料品、電車の運賃…枚挙にいとまがないとは、このことでしょう。身近な品目の値上げが続いています。
以下のグラフは、身近な品目の価格動向を反映した消費者物価指数の推移です。
「総合」が上昇しています。このため、消費者の身の回りで、総合的に品物の価格が上昇しているように見えます。しかし、オレンジ線の「食品(酒類を除く)及びエネルギーを除く」総合を見ると、ほとんど横ばいです。
食料(酒類を除く)とエネルギー価格の上昇が「物価高」の正体であることがわかります。また、景気が過熱感を帯びるほど良くなり、幅広い分野の物価が上昇しているわけではないこともわかります。
現在の「物価高」は、食料とエネルギー価格の上昇が消費者物価を押し上げる、「コスト・プッシュ型」の物価高だと言えます。値上げに踏み切った各種企業が説明した、値上げの主な理由は「原材料高」です。
日本は人々の生活に身近な品目の原材料の多くを、輸入に頼っています。エネルギーはほとんど、食品関連では半分以上、その他、木材では6割以上を輸入に依存しています。
「原材料輸入大国」とも言える日本は今、各種コモディティ(商品)の国際価格が上昇し、原材料高にあえいでいます。この各種コモディティの国際価格の上昇による原材料高が、私たちに身近な品目の値上げの主因とされているわけです。
図:日本の消費者物価指数 (CPI、2015年=100)
出所:総務省統計局のデータをもとに筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。1,813.75ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。22年05月限は14,840元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年03月限は543.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで850.55ドル(前日比1.35ドル縮小)、円建てで3,134円(前日比4円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(1月18日 17時31分頃 6番限)
金 6,692円/g 白金 3,558円/g
ゴム 241.1円/kg とうもろこし 40,460円/t
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「身近な品物の価格が上昇している」
前回は、「日本のLNG価格は原油価格に連動」として、日本のLNG(液化天然ガス)価格と、原油価格の関係について書きました。
今回は、「身近な品物の価格が上昇している」として、日本の消費者物価指数(CPI)ついて書きます。
ポテトチップス、食用油、マヨネーズ、ドレッシング、トイレットペーパー、照明器具、トイレ、うどん、牛丼、衣料品、電車の運賃…枚挙にいとまがないとは、このことでしょう。身近な品目の値上げが続いています。
以下のグラフは、身近な品目の価格動向を反映した消費者物価指数の推移です。
「総合」が上昇しています。このため、消費者の身の回りで、総合的に品物の価格が上昇しているように見えます。しかし、オレンジ線の「食品(酒類を除く)及びエネルギーを除く」総合を見ると、ほとんど横ばいです。
食料(酒類を除く)とエネルギー価格の上昇が「物価高」の正体であることがわかります。また、景気が過熱感を帯びるほど良くなり、幅広い分野の物価が上昇しているわけではないこともわかります。
現在の「物価高」は、食料とエネルギー価格の上昇が消費者物価を押し上げる、「コスト・プッシュ型」の物価高だと言えます。値上げに踏み切った各種企業が説明した、値上げの主な理由は「原材料高」です。
日本は人々の生活に身近な品目の原材料の多くを、輸入に頼っています。エネルギーはほとんど、食品関連では半分以上、その他、木材では6割以上を輸入に依存しています。
「原材料輸入大国」とも言える日本は今、各種コモディティ(商品)の国際価格が上昇し、原材料高にあえいでいます。この各種コモディティの国際価格の上昇による原材料高が、私たちに身近な品目の値上げの主因とされているわけです。
図:日本の消費者物価指数 (CPI、2015年=100)
出所:総務省統計局のデータをもとに筆者作成