原油反発。米主要株価指数の反発などで。79.11ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反落などで。1,939.85ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。23年05月限は13,180元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。23年03月限は551.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで927.15ドル(前日比2.95ドル拡大)、円建てで3,834円(前日比7円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(2月1日 18時02分頃 6番限)
金 8,028円/g
白金 4,194円/g
ゴム 229.1円/kg
とうもろこし 43,810円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「金(ゴールド)価格の変動を決める7テーマ」
前回は、「『ドル建て価格』が価格形成における最上流」として、「ドル建て金価格」と「国内地金大手小売価格(税抜)」と「円建て換算値」の相関係数を確認しました。
今回は、「金(ゴールド)価格の変動を決める7テーマ」として、筆者が考える金(ゴールド)市場を取り巻く七つのテーマについて、述べます。
前回、特に長期視点の金(ゴールド)投資においては、「ドル建て金価格」の動きに注目することが必要だと述べました。その「ドル建て金価格」は、どのような要因で動いているのでしょうか。
以下は、筆者が考える、「短中期」「中長期」「超長期」の三つの時間軸ごとの、金(ゴールド)相場に影響を与え得る七つのテーマです。
有事の金買い(有事ムード)だけ、株と金(ゴールド)の関係(代替資産)だけ、ドルと金(ゴールド)の関係(代替通貨)だけ、など、どれか一つのテーマだけで、現代の金相場を正しく分析することはできません。
ウクライナ危機勃発、高インフレ継続、FRB(米連邦準備制度理事会)による急速な利上げ、中国の景気減速、各種人権問題噴出など、不安材料に事欠かなかった2022年の金相場(ドル建て)が下落したことから分かる通り、「有事だけ」では現代の金相場を分析することはできません。(もし今も、有事だけで金(ゴールド)価格が動くのであれば、2022年は急騰していたかもしれない)
2022年の下落は、不安材料が噴出したことによる「有事ムード」増幅と株価が不安定化したことによる「代替資産」起因の上昇圧力を相殺して余りある、強い下落圧力が存在していたために起きたと、考えられます。その強い下落圧力は、FRBの急速な利上げがきっかけで発生したドル高(「代替通貨」起因の下落圧力)によってもたらされました。
(1)テーマを俯瞰(ふかん)すること、(2)複数のテーマ起因の圧力を相殺すること、この二つなくして、現代の金(ゴールド)相場を分析することはできないのです。
図:金(ゴールド)市場を取り巻く七つのテーマ
出所:筆者作成
金反落。ドル指数の反落などで。1,939.85ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。23年05月限は13,180元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。23年03月限は551.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで927.15ドル(前日比2.95ドル拡大)、円建てで3,834円(前日比7円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(2月1日 18時02分頃 6番限)
金 8,028円/g
白金 4,194円/g
ゴム 229.1円/kg
とうもろこし 43,810円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「金(ゴールド)価格の変動を決める7テーマ」
前回は、「『ドル建て価格』が価格形成における最上流」として、「ドル建て金価格」と「国内地金大手小売価格(税抜)」と「円建て換算値」の相関係数を確認しました。
今回は、「金(ゴールド)価格の変動を決める7テーマ」として、筆者が考える金(ゴールド)市場を取り巻く七つのテーマについて、述べます。
前回、特に長期視点の金(ゴールド)投資においては、「ドル建て金価格」の動きに注目することが必要だと述べました。その「ドル建て金価格」は、どのような要因で動いているのでしょうか。
以下は、筆者が考える、「短中期」「中長期」「超長期」の三つの時間軸ごとの、金(ゴールド)相場に影響を与え得る七つのテーマです。
有事の金買い(有事ムード)だけ、株と金(ゴールド)の関係(代替資産)だけ、ドルと金(ゴールド)の関係(代替通貨)だけ、など、どれか一つのテーマだけで、現代の金相場を正しく分析することはできません。
ウクライナ危機勃発、高インフレ継続、FRB(米連邦準備制度理事会)による急速な利上げ、中国の景気減速、各種人権問題噴出など、不安材料に事欠かなかった2022年の金相場(ドル建て)が下落したことから分かる通り、「有事だけ」では現代の金相場を分析することはできません。(もし今も、有事だけで金(ゴールド)価格が動くのであれば、2022年は急騰していたかもしれない)
2022年の下落は、不安材料が噴出したことによる「有事ムード」増幅と株価が不安定化したことによる「代替資産」起因の上昇圧力を相殺して余りある、強い下落圧力が存在していたために起きたと、考えられます。その強い下落圧力は、FRBの急速な利上げがきっかけで発生したドル高(「代替通貨」起因の下落圧力)によってもたらされました。
(1)テーマを俯瞰(ふかん)すること、(2)複数のテーマ起因の圧力を相殺すること、この二つなくして、現代の金(ゴールド)相場を分析することはできないのです。
図:金(ゴールド)市場を取り巻く七つのテーマ
出所:筆者作成