原油反落。米主要株価指数の反落などで。76.82ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。1,905.90ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。23年05月限は13,220元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。23年03月限は540.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで900.75ドル(前日比1.55ドル縮小)、円建てで3,809円(前日比7円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(1月31日 17時51分頃 6番限)
金 7,975円/g
白金 4,166円/g
ゴム 232.3円/kg
とうもろこし 43,730円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「『ドル建て価格』が価格形成における最上流」
前回は、「国内金(ゴールド)小売価格は最高値を更新」として、国内の金(ゴールド)税抜小売価格の推移を確認しました。
今回は、「『ドル建て価格』が価格形成における最上流」として、「ドル建て金価格」と「国内地金大手小売価格(税抜)」と「円建て換算値」の相関係数を確認します。
円建て商品の価格決定プロセスを「川の流れ」に例えると、「川上」にドル建て価格があり、「川中」でドル/円の変動による影響を受け、「川下」で円建て価格が決定する、となります。
水の流れは、川上から川下へ、ですので、「円建て価格」は、川上側にある「ドル建て価格」と「ドル/円相場」によってつくられていると、言えます。
「円建て価格」の変動が「ドル建て価格」や「ドル/円」を動かす、いわゆる「逆流」するケースは、あまり(ほとんど)ありません。
「ドル建て」が主、「円建て」が従、ドル/円がその関係に強弱を加える、とまとめることができます。このことを裏付けるのが、以下のデータです。以下は、「ドル建て金価格」と「国内地金大手小売価格(税抜)」と「円建て換算値」の相関係数です。
相関係数は、1に近ければ近いほど「正の相関(一方が増えればもう一方も増える)」が強く、マイナス1に近ければ近いほど「負の相関(一方が増えればもう一方は減る)」が強いことを意味します。
「円建て理論値」は、ドル建て価格 × ドル円 ÷ 31.1035(トロイオンスをグラムに換算)で計算しています。長期を前提とするため、相関係数の対象期間は1974年1月から2022年12月までのおよそ48年間としています(月間平均価格を参照)。
「国内地金大手小売価格(税抜)」と「円建て換算値」の相関係数が「0.99992(二つの値動きはほぼ一致)」であることから、「国内地金大手小売価格(税抜)」は、「ドル建て金価格」と「ドル/円相場」でできていると言えます。国内価格が国内の独自要素で動くことはほとんどない、とも言えます。
また、「ドル建て金価格」と「国内地金大手小売価格」の相関係数が「0.90409(二つの値動きはおおむね一致)」であることから、長期投資においては、保有する金関連商品が円建てであっても、「ドル建て価格」を指標(参考値)とするべきであると、言えます。
図:相関係数(1974年1月から2022年12月までの月間平均価格をもとに算出)
出所:国内大手地金商のデータをもとに筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。1,905.90ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。23年05月限は13,220元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。23年03月限は540.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで900.75ドル(前日比1.55ドル縮小)、円建てで3,809円(前日比7円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(1月31日 17時51分頃 6番限)
金 7,975円/g
白金 4,166円/g
ゴム 232.3円/kg
とうもろこし 43,730円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「『ドル建て価格』が価格形成における最上流」
前回は、「国内金(ゴールド)小売価格は最高値を更新」として、国内の金(ゴールド)税抜小売価格の推移を確認しました。
今回は、「『ドル建て価格』が価格形成における最上流」として、「ドル建て金価格」と「国内地金大手小売価格(税抜)」と「円建て換算値」の相関係数を確認します。
円建て商品の価格決定プロセスを「川の流れ」に例えると、「川上」にドル建て価格があり、「川中」でドル/円の変動による影響を受け、「川下」で円建て価格が決定する、となります。
水の流れは、川上から川下へ、ですので、「円建て価格」は、川上側にある「ドル建て価格」と「ドル/円相場」によってつくられていると、言えます。
「円建て価格」の変動が「ドル建て価格」や「ドル/円」を動かす、いわゆる「逆流」するケースは、あまり(ほとんど)ありません。
「ドル建て」が主、「円建て」が従、ドル/円がその関係に強弱を加える、とまとめることができます。このことを裏付けるのが、以下のデータです。以下は、「ドル建て金価格」と「国内地金大手小売価格(税抜)」と「円建て換算値」の相関係数です。
相関係数は、1に近ければ近いほど「正の相関(一方が増えればもう一方も増える)」が強く、マイナス1に近ければ近いほど「負の相関(一方が増えればもう一方は減る)」が強いことを意味します。
「円建て理論値」は、ドル建て価格 × ドル円 ÷ 31.1035(トロイオンスをグラムに換算)で計算しています。長期を前提とするため、相関係数の対象期間は1974年1月から2022年12月までのおよそ48年間としています(月間平均価格を参照)。
「国内地金大手小売価格(税抜)」と「円建て換算値」の相関係数が「0.99992(二つの値動きはほぼ一致)」であることから、「国内地金大手小売価格(税抜)」は、「ドル建て金価格」と「ドル/円相場」でできていると言えます。国内価格が国内の独自要素で動くことはほとんどない、とも言えます。
また、「ドル建て金価格」と「国内地金大手小売価格」の相関係数が「0.90409(二つの値動きはおおむね一致)」であることから、長期投資においては、保有する金関連商品が円建てであっても、「ドル建て価格」を指標(参考値)とするべきであると、言えます。
図:相関係数(1974年1月から2022年12月までの月間平均価格をもとに算出)
出所:国内大手地金商のデータをもとに筆者作成