原油反落。米主要株価指数の反落などで。72.61ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。2,033.65ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。23年09月限は12,010元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。23年06月限は515.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで952.65ドル(前日比7.15ドル拡大)、円建てで4,234円(前日比32円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(5月9日 18時00分頃 6番限)
金 8,779円/g
白金 4,545円/g
ゴム 211.9円/kg
とうもろこし 41,450円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「中銀の方針転換はウクライナではなくリーマン」
前回は、「円建ては最高値更新、ドル建ては最高値タイも」として、最近の金(ゴールド)市場を取り巻く七つのテーマについて書きました。
今回は、「中銀の方針転換はウクライナではなくリーマン」として、中央銀行の金(ゴールド)買い越し幅について書きます。
世界的な金(ゴールド)の調査機関であるワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が公表した最新の四半期の統計によれば、中央銀行の金(ゴールド)の買い越し幅(購入-売却)は、2023年第一四半期(1月から3月まで)も記録的な高水準(228.4トン)でした。この量は、第一四半期として過去最高です。
以下の図は年間ベースの買い越し幅です。仮に年内、第一四半期と同量の買い越し幅が続けば、2023年は史上最高となった2022年に次ぐ記録的な高水準になります(2022年は1,078.5トン)。
2010年以降、買い越し(純購入)が続いています。その2年前の2008年から、急激に売り越し(純売却)幅が小さくなりはじめました。2008年は、リーマンショックが起きた年です。
中央銀行が金(ゴールド)の保有量を増やすのは、「脱米ドル」のためであり、その背景には「ウクライナ危機」があると報じられています。筆者はこの点は、若干膨らませる必要があると考えています。
「脱米ドル」ではなく、それを含んだ意味を持つ「脱西側」、背景は「ウクライナ危機」ではなく、その14年前(2008年)に起きた「リーマンショック」です。
図:中央銀行の金(ゴールド)買い越し幅 単位:トン

出所:WGCのデータをもとに筆者推計
金反落。ドル指数の反発などで。2,033.65ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。23年09月限は12,010元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。23年06月限は515.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで952.65ドル(前日比7.15ドル拡大)、円建てで4,234円(前日比32円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(5月9日 18時00分頃 6番限)
金 8,779円/g
白金 4,545円/g
ゴム 211.9円/kg
とうもろこし 41,450円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「中銀の方針転換はウクライナではなくリーマン」
前回は、「円建ては最高値更新、ドル建ては最高値タイも」として、最近の金(ゴールド)市場を取り巻く七つのテーマについて書きました。
今回は、「中銀の方針転換はウクライナではなくリーマン」として、中央銀行の金(ゴールド)買い越し幅について書きます。
世界的な金(ゴールド)の調査機関であるワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が公表した最新の四半期の統計によれば、中央銀行の金(ゴールド)の買い越し幅(購入-売却)は、2023年第一四半期(1月から3月まで)も記録的な高水準(228.4トン)でした。この量は、第一四半期として過去最高です。
以下の図は年間ベースの買い越し幅です。仮に年内、第一四半期と同量の買い越し幅が続けば、2023年は史上最高となった2022年に次ぐ記録的な高水準になります(2022年は1,078.5トン)。
2010年以降、買い越し(純購入)が続いています。その2年前の2008年から、急激に売り越し(純売却)幅が小さくなりはじめました。2008年は、リーマンショックが起きた年です。
中央銀行が金(ゴールド)の保有量を増やすのは、「脱米ドル」のためであり、その背景には「ウクライナ危機」があると報じられています。筆者はこの点は、若干膨らませる必要があると考えています。
「脱米ドル」ではなく、それを含んだ意味を持つ「脱西側」、背景は「ウクライナ危機」ではなく、その14年前(2008年)に起きた「リーマンショック」です。
図:中央銀行の金(ゴールド)買い越し幅 単位:トン

出所:WGCのデータをもとに筆者推計