原油反落。米主要株価指数の反落などで。70.34ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。1,992.05ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。23年09月限は12,255元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。23年07月限は501.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで919.25ドル(前日比6.85ドル縮小)、円建てで4,160円(前日比5円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(5月17日 16時30分頃 6番限)
金 8,739円/g
白金 4,579円/g
ゴム 212.3円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「『非西側』が台頭中、分断深刻化」
前回は、「BRICs、NEXT11は過去の言葉」として、G7、BRICs、NEXT11各国の自由民主主義指数を確認しました。
今回は、「『非西側』が台頭中、分断深刻化」として、民主的・非民主的な傾向がある国の数の推移を確認します。
前回、なだたる「BRICs」諸国の自由民主主義指数が急低下したことについて、述べました。今回は、世界全体に目を向けます。以下は2022年時点の自由民主主義指数の状況です。
V-Dem研究所のデータに収録されている170カ国強のデータの中で、民主的な傾向がある(同指数が0.5以上)国の数は63です。一方、非民主的な傾向がある(同指数が0.5未満)の国の数は111です。どちらが多いでしょうか。非民主的な傾向がある国です。
この点は、「[Vol.1480] G7諸国の強さを確認」で述べた、「G7」の人口の比率の低さと関連します。人口も、国の数も、民主的な傾向がある国は、非民主的な傾向がある国に劣後しています。民主政治の旗印とも言える選挙では「数」を根拠に物事を決定しますが、世界全体でみると明らかに民主的な傾向がある国(≒西側)の数は足りていないのです(G7の声明の実効性に懸念が示される一因が、ここにある)。
以下は、民主的な傾向がある国(≒西側)と非民主的な傾向がある国(≒非西側)の数の推移です。前回述べた「BRICs」諸国が「向こう側」に行ってしまった2010年代に、西側諸国の増加が止まり、非西側諸国の減少が止まりました。
近年は、「西側減少・非西側増加」の傾向が目立っています。西側と非西側の「分断深化」が進行しているわけです。
図:民主的・非民主的な傾向がある国の数の推移

出所:V-Dem研究所(スウェーデン)のデータをもとに筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。1,992.05ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。23年09月限は12,255元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。23年07月限は501.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで919.25ドル(前日比6.85ドル縮小)、円建てで4,160円(前日比5円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(5月17日 16時30分頃 6番限)
金 8,739円/g
白金 4,579円/g
ゴム 212.3円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「『非西側』が台頭中、分断深刻化」
前回は、「BRICs、NEXT11は過去の言葉」として、G7、BRICs、NEXT11各国の自由民主主義指数を確認しました。
今回は、「『非西側』が台頭中、分断深刻化」として、民主的・非民主的な傾向がある国の数の推移を確認します。
前回、なだたる「BRICs」諸国の自由民主主義指数が急低下したことについて、述べました。今回は、世界全体に目を向けます。以下は2022年時点の自由民主主義指数の状況です。
V-Dem研究所のデータに収録されている170カ国強のデータの中で、民主的な傾向がある(同指数が0.5以上)国の数は63です。一方、非民主的な傾向がある(同指数が0.5未満)の国の数は111です。どちらが多いでしょうか。非民主的な傾向がある国です。
この点は、「[Vol.1480] G7諸国の強さを確認」で述べた、「G7」の人口の比率の低さと関連します。人口も、国の数も、民主的な傾向がある国は、非民主的な傾向がある国に劣後しています。民主政治の旗印とも言える選挙では「数」を根拠に物事を決定しますが、世界全体でみると明らかに民主的な傾向がある国(≒西側)の数は足りていないのです(G7の声明の実効性に懸念が示される一因が、ここにある)。
以下は、民主的な傾向がある国(≒西側)と非民主的な傾向がある国(≒非西側)の数の推移です。前回述べた「BRICs」諸国が「向こう側」に行ってしまった2010年代に、西側諸国の増加が止まり、非西側諸国の減少が止まりました。
近年は、「西側減少・非西側増加」の傾向が目立っています。西側と非西側の「分断深化」が進行しているわけです。
図:民主的・非民主的な傾向がある国の数の推移

出所:V-Dem研究所(スウェーデン)のデータをもとに筆者作成