原油反発。米主要株価指数の反発などで。71.33ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。2,013.45ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。23年09月限は12,200元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。23年07月限は505.8元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで938.85ドル(前日比9.15ドル縮小)、円建てで4,195円(前日比41円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(5月16日 17時44分頃 6番限)
金 8,762円/g
白金 4,567円/g
ゴム 210.3円/kg
とうもろこし 39,220円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「BRICs、NEXT11は過去の言葉」
前回は、「G7諸国の強さを確認」として、各国の各種データを確認しました。
今回は、「BRICs、NEXT11は過去の言葉」として、G7、BRICs、NEXT11各国の自由民主主義指数を確認します。
G7に加え、2000年代前半に米国の金融大手が提唱した「BRICs(ブリックス、ブラジル、ロシア、インド、中国)」「NEXT11(ネクストイレブン、国名は以下の図のとおり)」の状況を確認します。
かつて(2000年代前半)、新興国の台頭に、世界が沸きました。株も高い、コモディティ(国際商品)価格も高い。世界は今では考えられないくらい、好景気に沸いていました。「BRICsの次はこの11カ国が台頭する!」という趣旨で、「NEXT11」が提唱されました。
この10数年間、「BRICs」と「NEXT11」は、どのような状況なのでしょうか。これらの国々の、人口、核弾頭の数、自由民主主義指数の変化を確認します。
人口は「BRICs」「NEXT11」、ともに大きく増加しています。提唱当時の前提が保たれていることを示しています。中国、インドの増加が特に目立っています。インドネシア、フィリピン、バングラディシュ、パキスタン、ナイジェリアなどでも大幅な人口増加が見られます。
同時に増加している項目もあります。「核弾頭の数」です。中国、インド、パキスタンで増加しました(ロシアは減少)。この10数年間で核弾頭の数が増加している、ということについては、「G7」をリーダーだと疑わない西側諸国の考えに反します。
また、減少(低下)している項目がありました。「自由民主主義指数」です。特に先ほど述べた人口増加が目立った国で、同指数の低下が目立っています。
以下は、「BRICs」および「NEXT11」各国の、自由民主主義指数の推移です。ロシアはプーチン氏が大統領になってから、インドはリーマンショックが起き、西側の経済システムや思想を否定的に見る動きが強まってから、ブラジルはリオデジャネイロ・オリンピック後の不景気の中、強権的なリーダーが生まれてから、急低下しています。
人口増加と民主化が同時進行することが、経済成長の前提だったはずですが、前提の一つである民主化が進行していない(それどころか、後退している)ことがわかります。こうした国々が、もう一度「今後投資してみたい国」になるためには、同指数が急反発することが必要不可欠でしょう。
図:G7(平均)、BRICs各国、NEXT11(平均)の自由民主主義指数

出所:V-Dem研究所(スウェーデン)のデータをもとに筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。2,013.45ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。23年09月限は12,200元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。23年07月限は505.8元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで938.85ドル(前日比9.15ドル縮小)、円建てで4,195円(前日比41円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(5月16日 17時44分頃 6番限)
金 8,762円/g
白金 4,567円/g
ゴム 210.3円/kg
とうもろこし 39,220円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「BRICs、NEXT11は過去の言葉」
前回は、「G7諸国の強さを確認」として、各国の各種データを確認しました。
今回は、「BRICs、NEXT11は過去の言葉」として、G7、BRICs、NEXT11各国の自由民主主義指数を確認します。
G7に加え、2000年代前半に米国の金融大手が提唱した「BRICs(ブリックス、ブラジル、ロシア、インド、中国)」「NEXT11(ネクストイレブン、国名は以下の図のとおり)」の状況を確認します。
かつて(2000年代前半)、新興国の台頭に、世界が沸きました。株も高い、コモディティ(国際商品)価格も高い。世界は今では考えられないくらい、好景気に沸いていました。「BRICsの次はこの11カ国が台頭する!」という趣旨で、「NEXT11」が提唱されました。
この10数年間、「BRICs」と「NEXT11」は、どのような状況なのでしょうか。これらの国々の、人口、核弾頭の数、自由民主主義指数の変化を確認します。
人口は「BRICs」「NEXT11」、ともに大きく増加しています。提唱当時の前提が保たれていることを示しています。中国、インドの増加が特に目立っています。インドネシア、フィリピン、バングラディシュ、パキスタン、ナイジェリアなどでも大幅な人口増加が見られます。
同時に増加している項目もあります。「核弾頭の数」です。中国、インド、パキスタンで増加しました(ロシアは減少)。この10数年間で核弾頭の数が増加している、ということについては、「G7」をリーダーだと疑わない西側諸国の考えに反します。
また、減少(低下)している項目がありました。「自由民主主義指数」です。特に先ほど述べた人口増加が目立った国で、同指数の低下が目立っています。
以下は、「BRICs」および「NEXT11」各国の、自由民主主義指数の推移です。ロシアはプーチン氏が大統領になってから、インドはリーマンショックが起き、西側の経済システムや思想を否定的に見る動きが強まってから、ブラジルはリオデジャネイロ・オリンピック後の不景気の中、強権的なリーダーが生まれてから、急低下しています。
人口増加と民主化が同時進行することが、経済成長の前提だったはずですが、前提の一つである民主化が進行していない(それどころか、後退している)ことがわかります。こうした国々が、もう一度「今後投資してみたい国」になるためには、同指数が急反発することが必要不可欠でしょう。
図:G7(平均)、BRICs各国、NEXT11(平均)の自由民主主義指数

出所:V-Dem研究所(スウェーデン)のデータをもとに筆者作成