原油反発。米主要株価指数の反発などで。77.00ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。1,966.65ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。23年09月限は12,410元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。23年09月限は587.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで986ドル(前日比5.75ドル拡大)、円建てで4,410円(前日比94円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(7月14日 12時37分時点 6番限)
金 8,672円/g
白金 4,262円/g
ゴム 204.3円/kg
とうもろこし 39,010円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「インフレ長期化の懸念あり」
前回は、「サウジは原油価格が高止まりすることを望む」として、サウジアラビアの稼働リグ数について、述べました。
今回は、「インフレ長期化の懸念あり」として、主要原油輸出国の財政収支が均衡する時の原油価格について、述べます。
具体的に、産油国はいくらくらいの原油価格を望んでいるのでしょうか。以下は、IMF(国際通貨基金)が示した、主要産油国の財政修正が均衡する時の原油価格です。サウジアラビアは80ドルを超えています。主要な産油国の平均はおよそ73ドルです。
OPECプラスの減産は、「[Vol.1519] 米国起因の材料で金も原油も反発か」で述べた米国における「減産」と相成り、世界の原油の需給を引き締め続ける可能性があります。そして、具体的な原油価格の落ち着き先が「70~80ドル」となると、現時点で筆者は考えています。
サウジアラムコを要するサウジアラビア、サウジアラビアとロシアがリーダー格であるOPECプラスの減産(脱炭素起因・長期視点の価格下支え)、米国の生産減少。供給面では長期視点の価格上昇圧力がかかり続けるとみています。
仮に需要が減ったとしても、多くの人が望まない「景気後退」は長期化する可能性は低く、長期視点では需給ひっ迫は続く、すなわち、インフレは長期化すると考えます。
図:主要原油輸出国の財政収支が均衡する時の原油価格 単位:ドル/バレル
出所:IMFのデータをもとに筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。1,966.65ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。23年09月限は12,410元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。23年09月限は587.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで986ドル(前日比5.75ドル拡大)、円建てで4,410円(前日比94円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(7月14日 12時37分時点 6番限)
金 8,672円/g
白金 4,262円/g
ゴム 204.3円/kg
とうもろこし 39,010円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「インフレ長期化の懸念あり」
前回は、「サウジは原油価格が高止まりすることを望む」として、サウジアラビアの稼働リグ数について、述べました。
今回は、「インフレ長期化の懸念あり」として、主要原油輸出国の財政収支が均衡する時の原油価格について、述べます。
具体的に、産油国はいくらくらいの原油価格を望んでいるのでしょうか。以下は、IMF(国際通貨基金)が示した、主要産油国の財政修正が均衡する時の原油価格です。サウジアラビアは80ドルを超えています。主要な産油国の平均はおよそ73ドルです。
OPECプラスの減産は、「[Vol.1519] 米国起因の材料で金も原油も反発か」で述べた米国における「減産」と相成り、世界の原油の需給を引き締め続ける可能性があります。そして、具体的な原油価格の落ち着き先が「70~80ドル」となると、現時点で筆者は考えています。
サウジアラムコを要するサウジアラビア、サウジアラビアとロシアがリーダー格であるOPECプラスの減産(脱炭素起因・長期視点の価格下支え)、米国の生産減少。供給面では長期視点の価格上昇圧力がかかり続けるとみています。
仮に需要が減ったとしても、多くの人が望まない「景気後退」は長期化する可能性は低く、長期視点では需給ひっ迫は続く、すなわち、インフレは長期化すると考えます。
図:主要原油輸出国の財政収支が均衡する時の原油価格 単位:ドル/バレル
出所:IMFのデータをもとに筆者作成