原油反発。米主要株価指数の反発などで。80.28ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。1,941.40ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。24年01月限は13,205元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。23年10月限は637.3元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで995.55ドル(前日比3.85ドル拡大)、円建てで4,616円(前日比4円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(8月28日 18時20分時点 6番限)
金 9,009円/g
白金 4,393円/g
ゴム 215.0円/kg
とうもろこし 40,280円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「誕生『BRICSプラス』!」
前回は、「銀相場、超長期視点で価格上昇か」として、銀価格の推移(長期)について、書きました。
今回は、「誕生『BRICSプラス』!」として、BRICSプラスとG7の位置について、書きます。
8月22日から三日間にわたり、南アフリカ共和国の最大都市であるヨハネスブルグで、BRICS首脳会議が行われました。BRICS(ブリックス)は、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国(南ア)の頭文字(英語表記)をとった、比較的規模が大きい新興国のグループ名です。
毎年行われている首脳会談ですが、今年の同会談では、このグループに2024年1月から六カ国を加えるという、大きな決定がなされました。六カ国とは、アルゼンチン、イラン、エジプト、エチオピア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)です。一部では大きくなるBRICSを、BRICSプラス、拡大BRICSなどと呼びはじめています。(本レポートでは、OPECが拡大したあと(2016年)に浸透した「OPECプラス」にならい、「BRICSプラス」と呼びます)
2022年2月のウクライナ危機勃発以降、世界で枠組みの乱立・再編が続いている中での出来事でした。西側、非西側、あるいは第三国など、考え方の違いで成り立っている枠組み、北大西洋、環太平洋・インド洋、あるいは欧州とアジアを陸と海で結ぶ地域など、地理的条件で成り立っている枠組み、原油など特定の資源を輸出する国々で成り立っている枠組みなど、足元、枠組みは世界に多数存在します。特定の国の特定の品目を禁輸した国とそれにならう国たちもまた、呼称はないものの「枠組み」を形成していると言えるでしょう。
一緒になっていた方が安全・安心、仲良くしない方が身のため・リスク回避に適している、など、「枠組み」の乱立・再編には多数の国々の思惑が渦巻いています。今回のレポートで取り上げる「BRICSプラス」もまた、多くの思惑を抱えた枠組みの一つです。規模感が他の枠組みに比べて格段に大きいため、今後の動向に特に注意が必要です。
図:BRICSプラスとG7の位置
出所:map chartをもとに筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。1,941.40ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。24年01月限は13,205元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。23年10月限は637.3元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで995.55ドル(前日比3.85ドル拡大)、円建てで4,616円(前日比4円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(8月28日 18時20分時点 6番限)
金 9,009円/g
白金 4,393円/g
ゴム 215.0円/kg
とうもろこし 40,280円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「誕生『BRICSプラス』!」
前回は、「銀相場、超長期視点で価格上昇か」として、銀価格の推移(長期)について、書きました。
今回は、「誕生『BRICSプラス』!」として、BRICSプラスとG7の位置について、書きます。
8月22日から三日間にわたり、南アフリカ共和国の最大都市であるヨハネスブルグで、BRICS首脳会議が行われました。BRICS(ブリックス)は、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国(南ア)の頭文字(英語表記)をとった、比較的規模が大きい新興国のグループ名です。
毎年行われている首脳会談ですが、今年の同会談では、このグループに2024年1月から六カ国を加えるという、大きな決定がなされました。六カ国とは、アルゼンチン、イラン、エジプト、エチオピア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)です。一部では大きくなるBRICSを、BRICSプラス、拡大BRICSなどと呼びはじめています。(本レポートでは、OPECが拡大したあと(2016年)に浸透した「OPECプラス」にならい、「BRICSプラス」と呼びます)
2022年2月のウクライナ危機勃発以降、世界で枠組みの乱立・再編が続いている中での出来事でした。西側、非西側、あるいは第三国など、考え方の違いで成り立っている枠組み、北大西洋、環太平洋・インド洋、あるいは欧州とアジアを陸と海で結ぶ地域など、地理的条件で成り立っている枠組み、原油など特定の資源を輸出する国々で成り立っている枠組みなど、足元、枠組みは世界に多数存在します。特定の国の特定の品目を禁輸した国とそれにならう国たちもまた、呼称はないものの「枠組み」を形成していると言えるでしょう。
一緒になっていた方が安全・安心、仲良くしない方が身のため・リスク回避に適している、など、「枠組み」の乱立・再編には多数の国々の思惑が渦巻いています。今回のレポートで取り上げる「BRICSプラス」もまた、多くの思惑を抱えた枠組みの一つです。規模感が他の枠組みに比べて格段に大きいため、今後の動向に特に注意が必要です。
図:BRICSプラスとG7の位置
出所:map chartをもとに筆者作成