原油反発。米主要株価指数の反発などで。78.25ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。2,183.15ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。24年05月限は14,135元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。24年04月限は621.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1247.8ドル(前日比0.30ドル縮小)、円建てで5,934円(前日比12円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(3月12日 17時18分時点 6番限)
金 10,313円/g
白金 4,379円/g
ゴム 326.8円/kg
とうもろこし 36,920円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「株価下落時の金(ゴールド)相場の傾向」
前回は、「その長期運用、ゆれへの備えはあるか!?」として、筆者が考える地震の「ゆれ」と投資家が備えるべきことについて述べました。
今回は、「株価下落時の金(ゴールド)相場の傾向」として、主要株価指数の下落時期と金(ゴールド)価格の変動率について述べます。
前回述べた通り、株式や株式に連動する投資信託・ETFをメインに運用されている方にとって縦揺れは「株価の大幅下落」となるでしょう。2000年以降に発生した主な大幅下落は次のとおりです。(1)ITバブル崩壊前後、(2)リーマンショック前後、(3)逆オイルショック前後、(4)コロナショック前後、(5)ウクライナ戦争勃発前後。
こうした株価の大幅下落のときに上昇しやすいといわれているのが、金(ゴールド)です。以下の図は、株価が大幅下落した期間における株価とドル建て金(ゴールド)の変動率を示しています。株価が56%を超える下落となったリーマンショック前後の期間、金(ゴールド)価格は20%超も上昇しました。
ITバブル崩壊前後の期間も、株価は48.4%下落しましたが金は16.5%、上昇しました。こうした値動きが「株が安いときに金(ゴールド)は高い」「株と金(ゴールド)は逆相関」「金(ゴールド)は株式投資の際のお守り」というイメージを醸成しました。
ITバブル崩壊前後の期間、株価が48.4%下落したときに、金(ゴールド)は16.5%上昇、絶対値の比率は2.9:1です。リーマンショック前後の期間、株価が56.2%下落したときに、金(ゴールド)は20.5%上昇、絶対値の比率はおよそ2.7:1です。このころ、株の大幅下落時の金(ゴールド)価格の上昇規模は、株の下落率の3分の1程度だったと言えます。
同じ基準で見ていくと、逆オイルショック(OPEC(石油輸出国機構)が減産実施を見送ったことで原油価格の急落に拍車がかかり、世界が混乱した時期)前後の株価は14.5%下落、金(ゴールド)は3.7%上昇で比率は3.9:1、コロナショック前後の株価は21.7%下落、金(ゴールド)は5.4%上昇で比率は4.1:1です。
2010年代になると、株の大幅下落時の金(ゴールド)価格の上昇規模は、株の下落率の4分の1程度に低下したことが分かります。ウクライナ戦争勃発前後においては、金(ゴールド)は株と一緒に下落してしまいました。
図:主要株価指数の下落時期と金(ゴールド)価格の変動率

出所:QUICKのデータを基に筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。2,183.15ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。24年05月限は14,135元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。24年04月限は621.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1247.8ドル(前日比0.30ドル縮小)、円建てで5,934円(前日比12円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(3月12日 17時18分時点 6番限)
金 10,313円/g
白金 4,379円/g
ゴム 326.8円/kg
とうもろこし 36,920円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「株価下落時の金(ゴールド)相場の傾向」
前回は、「その長期運用、ゆれへの備えはあるか!?」として、筆者が考える地震の「ゆれ」と投資家が備えるべきことについて述べました。
今回は、「株価下落時の金(ゴールド)相場の傾向」として、主要株価指数の下落時期と金(ゴールド)価格の変動率について述べます。
前回述べた通り、株式や株式に連動する投資信託・ETFをメインに運用されている方にとって縦揺れは「株価の大幅下落」となるでしょう。2000年以降に発生した主な大幅下落は次のとおりです。(1)ITバブル崩壊前後、(2)リーマンショック前後、(3)逆オイルショック前後、(4)コロナショック前後、(5)ウクライナ戦争勃発前後。
こうした株価の大幅下落のときに上昇しやすいといわれているのが、金(ゴールド)です。以下の図は、株価が大幅下落した期間における株価とドル建て金(ゴールド)の変動率を示しています。株価が56%を超える下落となったリーマンショック前後の期間、金(ゴールド)価格は20%超も上昇しました。
ITバブル崩壊前後の期間も、株価は48.4%下落しましたが金は16.5%、上昇しました。こうした値動きが「株が安いときに金(ゴールド)は高い」「株と金(ゴールド)は逆相関」「金(ゴールド)は株式投資の際のお守り」というイメージを醸成しました。
ITバブル崩壊前後の期間、株価が48.4%下落したときに、金(ゴールド)は16.5%上昇、絶対値の比率は2.9:1です。リーマンショック前後の期間、株価が56.2%下落したときに、金(ゴールド)は20.5%上昇、絶対値の比率はおよそ2.7:1です。このころ、株の大幅下落時の金(ゴールド)価格の上昇規模は、株の下落率の3分の1程度だったと言えます。
同じ基準で見ていくと、逆オイルショック(OPEC(石油輸出国機構)が減産実施を見送ったことで原油価格の急落に拍車がかかり、世界が混乱した時期)前後の株価は14.5%下落、金(ゴールド)は3.7%上昇で比率は3.9:1、コロナショック前後の株価は21.7%下落、金(ゴールド)は5.4%上昇で比率は4.1:1です。
2010年代になると、株の大幅下落時の金(ゴールド)価格の上昇規模は、株の下落率の4分の1程度に低下したことが分かります。ウクライナ戦争勃発前後においては、金(ゴールド)は株と一緒に下落してしまいました。
図:主要株価指数の下落時期と金(ゴールド)価格の変動率

出所:QUICKのデータを基に筆者作成