原油反落。米主要株価指数の反落などで。75.14ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。2,543.05ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。25年01月限は16,155元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。24年10月限は559.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1585.85ドル(前日比10.45ドル拡大)、円建てで7,325円(前日比57円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(8月19日 17時22分時点 6番限)
金 11,809円/g
白金 4,484円/g
ゴム 327.6円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 2,110.0円/mmBtu(24年11月限 24年8月16日15時01分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「海外の金(ゴールド)相場が短期的な急反発」
前回は、「資産形成の際は『長期視点のテーマ』に注目」として、海外金(ゴールド)現物価格と国内地金大手小売価格の推移(1973年~)を確認しました。
今回は、「海外の金(ゴールド)相場が短期的な急反発」として、金(ゴールド)に関わる七つのテーマ(2024年8月時点)を確認します。
筆者は以前、「金(ゴールド)の話でお客を怖がらせることができないアナリストは、アナリストではない」と言われたことがあります。大手外資系金融機関で要職を歴任した著名人からでした。
金融機関のアナリストは、お客を怖がらせて金(ゴールド)を買っていただくよう、努めなければならない、あなたはそれができていない、だからあなたはアナリストではない、という話でした。あれからだいぶ時間が経過しましたが、今でもまだ、あの言葉は筆者の頭から離れません。
足元、金(ゴールド)価格は短期的な反発を演じています。パリオリンピックで浮足立っていた西側諸国の虚を突くように、ウクライナ情勢が急速に悪化しはじめたことが一因です。
あの著名人の言葉に従えば、1970年代に中東近辺で同時発生した複数の有事と、その際に発生した金(ゴールド)価格の短期的な急騰劇を引き合いに出し、「今、有事ですので金(ゴールド)は買いです」と訴えかけなければならないのでしょう。
ただし、2009年から2012年ごろ、そして2020年の春から夏にかけて株と金(ゴールド)が同時に急騰したように、そしてウクライナ戦争が勃発した2022年金(ゴールド)価格の騰落率がマイナスだったように、近年の金(ゴールド)相場が過去の常識だけで説明できなくなっていることに留意しなければなりません。それが今どきの金(ゴールド)相場分析の常識だからです。
以下の図のとおり、足元の短期的な反発については、ウクライナ情勢の急速な悪化(ウクライナ軍のロシア侵攻)による「有事ムード」起因の上昇圧力の強まり、米国の主要株価指数の乱高下による「代替資産」起因の上下圧力の交錯、米国の利下げの温度感の高まりによる「代替通貨」起因の上昇圧力の強まり、が同時進行していることで発生していると考えられます。繰り返しですが、有事ムードだけが、反発の要因ではありません。
図:金(ゴールド)に関わる七つのテーマ(2024年8月時点)
出所:筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。2,543.05ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。25年01月限は16,155元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。24年10月限は559.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1585.85ドル(前日比10.45ドル拡大)、円建てで7,325円(前日比57円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(8月19日 17時22分時点 6番限)
金 11,809円/g
白金 4,484円/g
ゴム 327.6円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 2,110.0円/mmBtu(24年11月限 24年8月16日15時01分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「海外の金(ゴールド)相場が短期的な急反発」
前回は、「資産形成の際は『長期視点のテーマ』に注目」として、海外金(ゴールド)現物価格と国内地金大手小売価格の推移(1973年~)を確認しました。
今回は、「海外の金(ゴールド)相場が短期的な急反発」として、金(ゴールド)に関わる七つのテーマ(2024年8月時点)を確認します。
筆者は以前、「金(ゴールド)の話でお客を怖がらせることができないアナリストは、アナリストではない」と言われたことがあります。大手外資系金融機関で要職を歴任した著名人からでした。
金融機関のアナリストは、お客を怖がらせて金(ゴールド)を買っていただくよう、努めなければならない、あなたはそれができていない、だからあなたはアナリストではない、という話でした。あれからだいぶ時間が経過しましたが、今でもまだ、あの言葉は筆者の頭から離れません。
足元、金(ゴールド)価格は短期的な反発を演じています。パリオリンピックで浮足立っていた西側諸国の虚を突くように、ウクライナ情勢が急速に悪化しはじめたことが一因です。
あの著名人の言葉に従えば、1970年代に中東近辺で同時発生した複数の有事と、その際に発生した金(ゴールド)価格の短期的な急騰劇を引き合いに出し、「今、有事ですので金(ゴールド)は買いです」と訴えかけなければならないのでしょう。
ただし、2009年から2012年ごろ、そして2020年の春から夏にかけて株と金(ゴールド)が同時に急騰したように、そしてウクライナ戦争が勃発した2022年金(ゴールド)価格の騰落率がマイナスだったように、近年の金(ゴールド)相場が過去の常識だけで説明できなくなっていることに留意しなければなりません。それが今どきの金(ゴールド)相場分析の常識だからです。
以下の図のとおり、足元の短期的な反発については、ウクライナ情勢の急速な悪化(ウクライナ軍のロシア侵攻)による「有事ムード」起因の上昇圧力の強まり、米国の主要株価指数の乱高下による「代替資産」起因の上下圧力の交錯、米国の利下げの温度感の高まりによる「代替通貨」起因の上昇圧力の強まり、が同時進行していることで発生していると考えられます。繰り返しですが、有事ムードだけが、反発の要因ではありません。
図:金(ゴールド)に関わる七つのテーマ(2024年8月時点)
出所:筆者作成