原油反発。米主要株価指数の反発などで。72.14ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。2,543.70ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。25年01月限は16,210元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。24年10月限は537.8元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1575.25ドル(前日比1.05ドル拡大)、円建てで7,281円(前日比40円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(8月22日 19時20分時点 6番限)
金 11,787円/g
白金 4,506円/g
ゴム 340.4円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 2,110.0円/mmBtu(24年11月限 24年8月16日15時01分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「中央銀行は金(ゴールド)の『本性』を認識」
前回は、「市場関係者は『四つのゾーン』を意識したい」として、人の「四つのゾーン」を確認しました。
今回は、「中央銀行は金(ゴールド)の『本性』を認識」として、金(ゴールド)に関わる七つのテーマ(2024年8月時点)を確認します。
金(ゴールド)の本性とは、いったい何でしょうか。これは大変に難しい問いです。超長期的に変わらないもの、という点でいえば、「最後のよりどころ(ラストリゾート)」、発展させれば「信仰の対象」となるでしょう。
これらは、人と金(ゴールド)の長いお付き合いの延長線上の話であり、単発的に恐怖をかきたてる有事や株の暴落、ドルの暴落などとは無縁です。金(ゴールド)にかかわらず各種市場が現在の形を示し始めた1970年代以降で見ても、どんなに短くでも10年以上続いている話です。
以下は、筆者が提唱する金(ゴールド)に関わる七つのテーマです。これらのテーマの中長期と超長期に分類したテーマのうち、「中央銀行」と「見えないジレンマ」が最後のよりどころや信仰の対象に関わっています。(以前まで「見えないリスク」としていましたが、短中期の有事ムードと明確に区別するため、「見えないジレンマ」に変更しました)
国内外の金(ゴールド)価格はともに史上最高値水準で推移しています。重要なことは、グラフの見た目がもたらすあいまいな値ごろ感ではなく、金(ゴールド)の「本性」です。
新興国を中心とした中央銀行が2010年以降、金(ゴールド)を買い続けている一因に、中央銀行らが西側と非西側の分断やSNS・ESG起因の世界的な混乱を嫌気していることが挙げられます。その意味で、中央銀行は金(ゴールド)の本性を把握していると言えます。
そしていずれ、われわれの個人も中央銀行のように、西側と非西側の分断やSNS・ESG起因の見えないジレンマ(良かれと思ってしたことがかえってあだになること)に気づき、よりどころを求めるようになるかもしれません。
長期視点の金(ゴールド)相場の上昇は、有事ムード、代替資産、代替通貨などの短中期のテーマではなく、中長期や超長期のテーマがきっかけで起きていると考えるのが自然です。長期視点の上昇を短期的な有事ムードだけで説明することは、現代の金(ゴールド)相場の分析には、到底なじみません。
図:金(ゴールド)に関わる七つのテーマ(2024年8月時点)
出所:筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。2,543.70ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。25年01月限は16,210元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。24年10月限は537.8元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1575.25ドル(前日比1.05ドル拡大)、円建てで7,281円(前日比40円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(8月22日 19時20分時点 6番限)
金 11,787円/g
白金 4,506円/g
ゴム 340.4円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 2,110.0円/mmBtu(24年11月限 24年8月16日15時01分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「中央銀行は金(ゴールド)の『本性』を認識」
前回は、「市場関係者は『四つのゾーン』を意識したい」として、人の「四つのゾーン」を確認しました。
今回は、「中央銀行は金(ゴールド)の『本性』を認識」として、金(ゴールド)に関わる七つのテーマ(2024年8月時点)を確認します。
金(ゴールド)の本性とは、いったい何でしょうか。これは大変に難しい問いです。超長期的に変わらないもの、という点でいえば、「最後のよりどころ(ラストリゾート)」、発展させれば「信仰の対象」となるでしょう。
これらは、人と金(ゴールド)の長いお付き合いの延長線上の話であり、単発的に恐怖をかきたてる有事や株の暴落、ドルの暴落などとは無縁です。金(ゴールド)にかかわらず各種市場が現在の形を示し始めた1970年代以降で見ても、どんなに短くでも10年以上続いている話です。
以下は、筆者が提唱する金(ゴールド)に関わる七つのテーマです。これらのテーマの中長期と超長期に分類したテーマのうち、「中央銀行」と「見えないジレンマ」が最後のよりどころや信仰の対象に関わっています。(以前まで「見えないリスク」としていましたが、短中期の有事ムードと明確に区別するため、「見えないジレンマ」に変更しました)
国内外の金(ゴールド)価格はともに史上最高値水準で推移しています。重要なことは、グラフの見た目がもたらすあいまいな値ごろ感ではなく、金(ゴールド)の「本性」です。
新興国を中心とした中央銀行が2010年以降、金(ゴールド)を買い続けている一因に、中央銀行らが西側と非西側の分断やSNS・ESG起因の世界的な混乱を嫌気していることが挙げられます。その意味で、中央銀行は金(ゴールド)の本性を把握していると言えます。
そしていずれ、われわれの個人も中央銀行のように、西側と非西側の分断やSNS・ESG起因の見えないジレンマ(良かれと思ってしたことがかえってあだになること)に気づき、よりどころを求めるようになるかもしれません。
長期視点の金(ゴールド)相場の上昇は、有事ムード、代替資産、代替通貨などの短中期のテーマではなく、中長期や超長期のテーマがきっかけで起きていると考えるのが自然です。長期視点の上昇を短期的な有事ムードだけで説明することは、現代の金(ゴールド)相場の分析には、到底なじみません。
図:金(ゴールド)に関わる七つのテーマ(2024年8月時点)
出所:筆者作成