原油反発。米主要株価指数の反発などで。69.80ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。2,644.41ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。25年05月限は17,495元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。25年02月限は542.3元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1700.06ドル(前日比8.64ドル縮小)、円建てで8,589円(前日比22円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(12月23日 17時57分時点 6番限)
金 13,297円/g
白金 4,708円/g
ゴム 365.4円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,960円/mmBtu(25年4月限 12月19日17時25分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「記録的な『大幅上昇』を演じた2024年」
前回は、「暴落説と高止まり説、優勢なのは後者か」として、2025年のNY原油先物(月足 終値)の見通しを確認しました。
今回は、「記録的な『大幅上昇』を演じた2024年」として、金(ゴールド)市場を取り巻く環境(2024年)を確認します。
2024年の金(ゴールド)相場は、歴史的高値に達する急騰劇を演じました。海外の金(ゴールド)相場は昨年(2023年)末比で最大およそ35%、国内は44%、上昇しました。
2024年は、国内外の主要な株価指数が歴史的高値を更新した年でもありました。歴史的な価格水準で「株高・金(ゴールド)高」が実現したのは、以下のとおり、株高の局面でも金(ゴールド)相場を上昇させる圧力が存在したためです。
株高が目立って「代替資産(株の代わり)」起因の下落圧力が強まる局面でも、ウクライナ・中東情勢の悪化がきっかけで「有事ムード(資金の逃避先需要)」が強まったり、米国の利下げ観測によってドル安観測が浮上して「代替通貨(ドルの代わり)」起因の上昇圧力が強まったりして、金(ゴールド)相場は上昇しました。
こうした短中期視点の材料がもたらす上下の圧力だけでなく、中長期視点の材料である、金(ゴールド)の全需要のおよそ20%を超える需要(2023年)を担う中央銀行の買いが続いたこと、超長期視点の材料である、世界分裂やSNS・ESGをきっかけとした混乱を言い換えた「見えないジレンマ」が底流したことも、上昇圧力をもたらしました。
2024年の金(ゴールド)相場は、過去の常識(株と金(ゴールド)は逆相関)をものともせず、力強い上昇を演じました。果たして2025年は、どのような値動きになるのでしょうか。
今後数回にわたり、複数のテーマが同時進行していること、価格はそれらがもたらす圧力が相殺されて形成されていること、同じテーマでもそこから発生する圧力の方向性が変化し得ること、などに留意の上、考えていきます。
図:金(ゴールド)市場を取り巻く環境(2024年)
出所:筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。2,644.41ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。25年05月限は17,495元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。25年02月限は542.3元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1700.06ドル(前日比8.64ドル縮小)、円建てで8,589円(前日比22円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(12月23日 17時57分時点 6番限)
金 13,297円/g
白金 4,708円/g
ゴム 365.4円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,960円/mmBtu(25年4月限 12月19日17時25分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「記録的な『大幅上昇』を演じた2024年」
前回は、「暴落説と高止まり説、優勢なのは後者か」として、2025年のNY原油先物(月足 終値)の見通しを確認しました。
今回は、「記録的な『大幅上昇』を演じた2024年」として、金(ゴールド)市場を取り巻く環境(2024年)を確認します。
2024年の金(ゴールド)相場は、歴史的高値に達する急騰劇を演じました。海外の金(ゴールド)相場は昨年(2023年)末比で最大およそ35%、国内は44%、上昇しました。
2024年は、国内外の主要な株価指数が歴史的高値を更新した年でもありました。歴史的な価格水準で「株高・金(ゴールド)高」が実現したのは、以下のとおり、株高の局面でも金(ゴールド)相場を上昇させる圧力が存在したためです。
株高が目立って「代替資産(株の代わり)」起因の下落圧力が強まる局面でも、ウクライナ・中東情勢の悪化がきっかけで「有事ムード(資金の逃避先需要)」が強まったり、米国の利下げ観測によってドル安観測が浮上して「代替通貨(ドルの代わり)」起因の上昇圧力が強まったりして、金(ゴールド)相場は上昇しました。
こうした短中期視点の材料がもたらす上下の圧力だけでなく、中長期視点の材料である、金(ゴールド)の全需要のおよそ20%を超える需要(2023年)を担う中央銀行の買いが続いたこと、超長期視点の材料である、世界分裂やSNS・ESGをきっかけとした混乱を言い換えた「見えないジレンマ」が底流したことも、上昇圧力をもたらしました。
2024年の金(ゴールド)相場は、過去の常識(株と金(ゴールド)は逆相関)をものともせず、力強い上昇を演じました。果たして2025年は、どのような値動きになるのでしょうか。
今後数回にわたり、複数のテーマが同時進行していること、価格はそれらがもたらす圧力が相殺されて形成されていること、同じテーマでもそこから発生する圧力の方向性が変化し得ること、などに留意の上、考えていきます。
図:金(ゴールド)市場を取り巻く環境(2024年)
出所:筆者作成